黒船の来航
江戸幕府250年の政治を大きく変えていくことになった大事件が嘉永(かえい)6年(1853)に起きました。アメリカ東インド艦隊司令長官(かんたいしれいちょうかん)ペリーによる開国を求めての来航です。これに前後して通称(つうしょう)黒船と呼ばれるロシア・アメリカ・イギリス船等が、通商を求めて来航するようになりました。このなかには、弘化(こうか)3年(1846)のアメリカ東インド艦隊司令長官ビッドルによる来航などもありますが、特にペリーの来航は当時の人々を驚かせました。黒船の来航により、わが国は近代への第一歩を踏み出すことになりました。
ところで、この黒船の来航と川越は関係が深いのです。当時の川越藩(はん)は江戸湾に面する領地をもっていたため幕府より沿岸警備(えんがんけいび)を命じられました。これは、明治維新(いしん)前まで続きます。
弘化3年、ビッドル来航時の様子を伝える図
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