暮らしの移り変わり

ページID1013780  更新日 2024年11月29日

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みなさんの家には、洗濯機(せんたくき)や炊飯器(すいはんき)など多くの電気で動く道具があると思います。これらがつかわれるようになったのは昭和30年代からです。今まですべて手作業(てさぎょう)であったものを代わりにやってくれる道具の登場は、人々の暮らしを大きく変えることになりました。人々はくふうをかさね、生活はべんりになりました。では、どのようにかわってきたのか調べてみましょう。

身近な人に聞いてみよう

「かま」について、おばあちゃんに聞いてみたよ!

イラスト:女の子

おばあちゃん、しつもん。かまってなあに?


イラスト:おばあちゃん

かまは、お米をたくためにつかったむかしの道具なの。なべよりもふかくて、口がせまいかたちで、むかしは電気がなかったから、かまどで火をおこして使ったんだよ。


イラスト:女の子

ふ~ん。それで、ごはんは、おいしかった?


イラスト:おばあちゃん

おいしかったわよ。お米がおいしくなるくふうがいっぱいあったの。
かまどにかまを入れたとき、羽(はね)という部分で、かまどでおこした火の熱(ねつ)をどこにもにげないようにしていたの。
ふたは、とても厚(あつ)くておもい木でできていて、かまの中の熱をとじこめる役目(やくめ)があったの。お米をむらすのにもちょうどよかったわ。それと、ふたの上にある下駄(げた)の歯(は)のような2本の取(と)っ手は、これでふたのそりをふせいだんだって。
底(そこ)はまるくなっているんだけど、それは熱の伝わりをよくして、お米が全体的(ぜんたいてき)においしくたけるようにしていたのよ。

写真:かま


イラスト:女の子

へー、むかしの道具もすごいのね。


イラスト:おばあちゃん

それから電気がつかえるようになって、おばあちゃんの家でも電気がまをかったの。はじめて電気がまをつかったときは、べんりだなあと思ったわ。だって、お米をといで、セットするだけで良かったから。みんなの食事の用意をする時間もみじかくなって、とても楽になったわ。

写真:電気がま


イラスト:女の子

そうだったの。おばあちゃんの話、こんど、学校で発表(はっぴょう)してみるね。おばあちゃん、どうもありがとう!


イラスト:おばあちゃん

どういたしまして。


むかしの道具について、今の道具とのちがいを調べて、暮らしがどのように変わったか考えてみよう。

写真:冷蔵庫
冷蔵庫(れいぞうこ)
写真:白黒テレビ
白黒テレビ

むかしの道具を動かしてみたよ

写真:ちくおんき
ちくおんき

ちくおんきで音楽を聞くときには、レコードを回転盤(かいてんばん)の上にあわせ、右側(みぎがわ)の取(と)っ手をグルグル回して、レコード針(ばり)をしんちょうにレコードのみぞにあわせます。ほら、どこかで聞いた音楽がながれてきました。何の歌かわかりますか?

写真:ラジオ
ラジオ

このラジオは昭和33年に作られたものです。このラジオはスイッチを入れても音が聞こえるまで少し時間がかかかります。ビデオのさいしょのほうを注意して聞いてみてください。

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