イネカメムシの発生にご注意を!
概要
近年、斑点米カメムシ類のうちイネカメムシの発生が拡大傾向にあります。イネカメムシは、斑点米及び不稔米を発生させる恐れがあり、発生量が多いと大幅な減収となる可能性があります。 イネカメムシの特徴として、体長は約13ミリメートル、黄褐色で背部両面に白色帯を持つやや細長いカメムシです。7月頃から水田に飛来し、穂を加害するため、ほ場での発生状況を確認し、適期防除を実施しましょう。
詳しくは、埼玉県ホームページをご参照ください。
防除対策について
イネカメムシの発生が確認された場合は、以下のとおり防除を行いましょう。
初発の把握
水田への飛来は7月上旬頃に見られるため、6月下旬以降暑い日が続いた後は注意深く水田を観察し、初発を把握します。
薬剤防除
出穂期~穂揃い期に1回目の薬剤散布、穂揃い期の7~10日後に2回目の薬剤散布を行います。
収穫後の耕うん
虫の生育場所を残さないため、収穫後は速やかに耕うんします。
病害虫発生予察注意報について
県内に設置の水稲用乾式予察灯において、イネカメムシが令和7年6月30日までの合計 で28頭誘殺されており、多発した令和6年の同時期における誘殺虫数合計(24頭)と同等になっています。 一方、県北東部や県東部の早期栽培「コシヒカリ」等で、出穂前からイネカメム シ成虫が多数侵入しています。 また、農業技術研究センター内の水田でも、5月中旬移植のほ場で多数の成虫が捕獲されているほか、病害虫防除所の定点調査水田でも複数の地域で成虫の侵入が確認されています。 高温の影響により水田での初発確認時期が令和6年より早くなっており、防除適期を逸しないよう十分な注意が必要です。
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