ナガミヒナゲシにご注意ください
最終更新日:2021年3月26日
ナガミヒナゲシとは
ナガミヒナゲシは、ヨーロッパ地中海沿岸原産の1年草で、秋に発芽し、ロゼット状態(図1)で越冬した個体が春先に急に大きくなり、4月から6月頃に直径3センチメートル程の薄いオレンジ色の花を咲かせます。(図2)
果実は6月頃に熟しますが、1つの果実に約1500粒もの種ができ、一個体が100個もの果実をつけることもあるので、最大で一個体から15万粒の種ができ、繁殖力が強いことも特徴です。
また、根から他の植物の生育を妨げる成分を含んだ物質を出すことから、生態系に影響を与える植物です。
図1 ナガミヒナゲシのロゼット
図2 花
駆除の方法
自宅の庭等で生育している場合、種ができる前に抜き取り、ビニール袋等に密封して可燃ごみの日に出してください。
種ができている場合は、種が飛ばないよう十分注意してください。ナガミヒナゲシの種は他の植物に比べて小さく、種をまき散らしてしまう可能性があります。また、手で触るとかぶれることもあるので、手袋をつけて作業しましょう。
蔓延を防ぐには、実を結ぶ前の駆除、可能であればロゼット状態(図1)の時期に駆除することが大切です。
図3 完熟した実
※画像の出典について
農研機構 農業環境変動研究センター(旧:農業環境技術研究所)「農環研ニュース No.90 2011.3」
関連リンク
「春に気をつける外来植物:ながみひなげし」農環研ニュース No.90 2011.3(外部サイト)
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