クビアカツヤカミキリにご注意ください。
最終更新日:2024年8月22日
クビアカツヤカミキリは、平成24(2012)年に愛知県で確認されて以降、複数の都府県で被害が確認されています。
近年では近隣市町だけでなく、市内でも確認されています。
クビアカツヤカミキリ防除にご協力をお願いします。
皆さんの力で情報提供や駆除に、ご協力をお願いします!
クビアカツヤカミキリを確認したときは、速やかに捕殺し、次の報告フォームから写真などによる情報提供をお願いします。
注釈:
- 氏名入力欄には、学校名、施設名、自治会名、ニックネームでも可
- 埼玉県の協力を得て、県の入力フォームを使用しています。
埼玉県クビアカツヤカミキリ発見大調査 報告フォーム(外部サイト)
クビアカツヤカミキリ発見大調査マニュアル 2024(外部サイト)
確認日 | 確認箇所 | 確認状況 |
---|---|---|
令和5年6月21日 | 仙波町1丁目 |
成虫1頭(被害木なし) |
令和6年7月30日 |
伊勢原町3丁目地内 |
被害木3本(サクラ) |
令和6年8月2日 |
大字古市場地内 |
被害木2本(サクラ) |
クビアカツヤカミキリとは?
カミキリムシ科ジャコウカミキリ属に属し、学名はAromia bungii(アロミア・ブンギ)といいます。
本来日本には生息しない虫ですが、海外からの輸入木材や梱包用木材、輸送用パレットなどに幼虫が入り込むことで、日本国内に侵入したと考えられています。
2018(平成30)年には、特定外来生物に指定されました。
特徴
体長は成虫で約25から40ミリメートルになります。
オス、メスともに全体的に光沢のある黒色をしており、前胸背板(胸部)が赤いのが特徴です。
幼虫は、2、3年かけて樹木の内部を摂食しながら成長し、6月中旬から8月上旬にかけて成虫となります。
図1 クビアカツヤカミキリ オス
図2 クビアカツヤカミキリ メス
図3 クビアカツヤカミキリ 幼虫
樹木への被害
クビアカツヤカミキリは、主にサクラ、ウメ、モモ、スモモ、プラムなどのバラ科の樹木を加害します。
幼虫が生息している樹木は内部を摂食され、食害が進むと、樹木が衰弱・枯死してしまう危険性があります。
クビアカツヤカミキリの食害にあっている樹木は、根元にフラス(木くずと幼虫のフンが混ざったもの)が溜まります。
図4 フラス拡大
図5 フラス
また、クビアカツヤカミキリは成虫になると、図6のように成虫脱出孔という穴をつくり、樹木の外へと脱出します。
図6 矢印部分が成虫脱出孔です
クビアカツヤカミキリを見つけたら
- クビアカツヤカミキリの成虫を発見した場合は、速やかに捕殺してください。
- フラスまたはフラスの排出孔がある場合、まだ樹木内部に幼虫が生息している可能性があります。穴から薬剤を注入するなどし、駆除してください。
木の根元や枝にフラスが溜まっていたとき
フラスの出ている穴を探して登録農薬を注入します。その後、成虫が木から出てくるのを防ぐため、木にネットを巻き付けます。数日おきに木を確認し、フラスが溜まっている場合には再度農薬を注入します。
図7 ネット設置の例
※被害まん延の防止には、早期発見・早期防除が重要となります。
発見した際は、環境政策課または下記の連絡先まで情報提供をお願いします。
問い合わせ先 | 電話番号 |
---|---|
埼玉県環境科学国際センター |
0480-73-8370 |
埼玉県みどり自然課 | 048-830-3143 |
埼玉県西部環境管理事務所 | 049-244-1250 |
※画像の出典について
提供:埼玉県環境科学国際センター
関連リンク
詳細については、以下のホームページ等をご覧ください。
埼玉県内にいる代表的な特定外来生物(動物)【埼玉県】(外部サイト)
クビアカツヤカミキリ情報【埼玉県環境科学国際センター】(外部サイト)
お問い合わせ
環境部 環境政策課 みどりの担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-5866(直通)
ファクス:049-225-9800