かおり風景100選「川越の菓子屋横丁」
最終更新日:2015年1月3日
(平成13年11月12日 環境省が認定)
観光客で賑わう菓子屋横丁
昔、懐かしいニッキやハッカの飴のかおりが漂う。
- かおりの種類…ハッカ飴・駄菓子・だんご
- 季節…春・夏・秋・冬 一年を通じて
仲町の交差点を過ぎると、広い空が広がる「蔵造りの町並み」(重要伝統的建造物群保存地区)に入る。この通りは、電線地中化により、観光客が歩きやすいように配慮されている。
川越のシンボルでもある「時の鐘」は"残したい日本の音風景"100選にも認定され、寛永年間から現在に至るまで1日4回、時を告げている。
蔵造りの町並みを横道に入ると、すぐそこは「菓子屋横丁」の入口。「菓子屋横丁」の歴史は、明治時代頃からと言われている。そして関東大震災の後、東京に代わって、製造・供給を賄い、当時は70軒以上の業者があったということだ。
「菓子屋横丁」の道は、かぎの手に曲がった小さな通りの石畳。路面には、ガラスが散りばめられているが、これは、駄菓子の飴細工などをイメージしたもの。また、電柱は、茶色に塗られており、景観に配慮したつくりになっている。「菓子屋横丁」に足を踏み入れると、ハッカ飴、駄菓子、だんごなど、ほのかな懐かしいかおりが漂う。横丁の情緒、物売りの呼びこみの声。人々が買い物のやり取りをしているのを見ていると、どんなに情報化が進んでも、このような人と人のふれあいは守っていかなくてはならないと、ふと考えてしまう。
蔵造りの町並みを中心とした小江戸川越。どんなに時代が変わろうとも「音風景」「かおり風景」が織り成す、歴史・伝統・文化をいつまでも後世に残し、伝えていきたいものです。
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