県指定無形民俗文化財 老袋の弓取式

ページID1003873  更新日 2024年12月27日

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写真:老袋の弓取式1
的を狙うユミトリ
写真:老袋の弓取式2
豆腐田楽
名称
老袋の弓取式
よみ
おいぶくろのゆみとりしき
種別
県指定民俗文化財 無形民俗文化財
所在地
下老袋氷川神社
指定年月日
平成8年3月19日
所有者
老袋の弓取式保存会
備考

2月11日(建国記念日)に下老袋氷川神社の境内で行われる予祝の行事である。同社は上老袋・中老袋・下老袋・東本宿の氏神であり、地区ごとに役割分担がある。上老袋と中老袋は交替で豆腐田楽作り、下老袋は弓矢・的の準備と甘酒作り、東本宿は祭りの準備を手伝う習わしになっている。
祭り当日は、上記4地区から6歳くらいまでの男子が成長祈願のユミトリッコとして選ばれ、その代理としてユミトリ(氏子総代)が弓を射る。下老袋だけは2名のユミトリが参加するため、射手は計5名となる。射手は拝殿前に並んで座り、4メートルほど先に用意された的に矢を射る。矢は春・夏・秋の季節ごとに3本ずつ射るので、1人9本、計45本の矢が飛ぶことになる。季節ごとに的に当たった矢の本数を数え、白い部分に当たった矢が多ければ晴れ、黒い部分に当たった矢が多ければ雨の多い季節になるとされる。この矢を持ち帰ると、子どもが丈夫に育つと言われてきた。
終了後、境内では手作りの甘酒と豆腐田楽が配られる。樽に仕込んだ甘酒を天秤棒で担ぎ、盤台に入れた豆腐田楽を頭に載せて参道を運ぶ行列も、この祭り独特のものである。

開催情報

日時

  • 令和7年2月11日(火曜・祝日)
  • 午前9時30分頃から、下老袋氷川神社で祭典。
  • 午前10時30分頃から弓取式(祭典の進行により時間が前後する可能性あり)

会場

  • 下老袋氷川神社(川越市下老袋732)

備考

  • 当日は、天候等の事情により中止や日時の変更をする可能性があります。
  • 会場までは、公共交通機関をご利用ください。

地図

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