正しい手洗いの方法について
最終更新日:2015年1月3日
手洗いは衛生管理の基本です
食中毒を予防するためには、手洗いが基本となります。きれいな手のように見えても、手にはたくさんの細菌が付いています。効果的な手洗い方法を身につけ、しっかりと習慣づけましょう。
効果的な手洗い方法について
(1)時計や指輪等をはずします。
(2)水で手をぬらします。
(3)石鹸をつけます。
(4)手の平を合わせ、よく洗います。
(5)手の甲を伸ばすように洗います。
(6)指先、爪の間をよく洗います。
(7)指の間を十分に洗います。
(8)親指と手の平をねじり洗いをします。
(9)手首も洗います。
(10)水道の栓を締めるときは、手首か肘で締めます。できないときは、ペーパータオルを使用して締めます。
手洗い後の注意点
手洗い後は、清潔なタオルまたはペーパータオルでよくふいて乾かします。 乾燥した後にアルコールを噴霧すると、さらに効果的です。
※濡れたままの手にアルコール噴霧をしてもあまり効果はありません。手指の洗浄後は、よく乾かしてからアルコールを使用しましょう。
消毒薬の適用範囲と対象について
下の図にある赤丸の部分は特に念入りに洗いましょう。また、爪の部分は、爪ブラシを使用して洗浄すると効果的です。
手洗いが必要な時は?
調理する方は、次の時には、必ず手洗いをしましょう。また、食事前にも必ず手を洗ってください。特に小さい子供を持つ方は、子供の健康状態に留意し、手洗いを習慣付けるよう心がけてください。
- 外から帰ったとき
- 髪や肌に触ったとき
- 調理する前
- ペットと遊んだ後
- 肉、魚、野菜に触った後
- 掃除・洗濯の後
- トイレの後
- おむつを取り替えた後
消毒薬の抗微生物スペクトルと適用対象について
抗微生物スペクトル:消毒薬の効果のある微生物の種類のことです。
消毒薬 | 抗微生物スペクトル | 適用対象 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
細菌 | 結核菌 | 芽胞 | 真菌 | ウイルス | 手指 | 施設、器具等 | |
消毒用エタノール | ◎ | ◎ | × | ◎ | ◎(注) | ◎ | ○ |
ポビドンヨード | ◎ | ○ | × | ◎ | ◎ | ◎ | × |
塩化ベンザルコニウム | ◎ | × | × | ○ | × | ◎ | ○ |
次亜塩素酸ナトリウム | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | × | ○ |
◎:有効(使用可)、○:効果弱い、×:無効(使用不可)
(注)ノロウイルスなどについては、あまり効果がない。
お問い合わせ
保健医療部 食品・環境衛生課 食品衛生担当(川越市保健所内)
〒350-1104 川越市小ケ谷817番地1
電話番号:049-227-5103(直通)
ファクス:049-224-2261
