川越きらり企業訪問記
川越きらり企業訪問記とは
概要
都心から30キロメートル圏に位置する川越市は、充実した鉄道・道路交通網を有するなどポテンシャルの高い都市として、多くの企業が多様な業種にわたり事業を展開し、本市の産業を支えています。こうした市内企業を訪問して、事業の内容や製品・技術などについてお話を伺うとともに、工場等の現場を拝見させていただき、訪問した企業や訪問の様子をご紹介します。
また、じかに把握した現場の実情などを、今後の産業振興施策に生かしてまいります。
令和7年度から事業名を改め、「市長が動く!元気もりもり企業訪問記」として実施しております。
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市長が動く!元気もりもり企業訪問記
こちらのリンクからご確認いただけます。
訪問実績
第1回:株式会社ジェック東理社
訪問先 | 株式会社ジェック東里社 本社・工場(川越市芳野台) |
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訪問日 |
平成30年5月31日 |
株式会社ジェック東理社で製造されている液化窒素容器「シーベル」は、「平成29年度川越ものづくりブランドKOEDO E-PRO大賞」を受賞しており、同社の基礎となる低温技術が凝縮された製品です。高い断熱性能だけでなく、軽くて扱いやすいという点が評価され、国内シェア70%弱を誇っています。
また近年では、「シーベル」にも活かされている同社の低温技術を基に、「重力波望遠鏡(KAGRA)」の性能を高めるために欠かせない設備の冷却や、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「再利用可能宇宙ロケット」の燃料供給系統、「超電導送電」の実証プロジェクトなど、最先端の分野にも参画しています。
第2回:三輪精機株式会社
訪問先 | 三輪精機株式会社 本社・工場(川越市芳野台) |
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訪問日 | 平成31年2月8日 |
三輪精機株式会社の本社・本社工場を訪問しました。同社は自動車用機器・建設機械用機器・油空圧機器・電子制御機器を製造している従業員数約800人を抱える大企業で、今回訪問した本社・本社 工場は平成24年に川越第二産業団地に立地しました。同社は経済産業省から地域の中核企業として「地域未来牽引企業」に認定されている企業でもあります。
工場見学では、社員の皆様から製品の説明を受け、効率性を高めるための業務改善の事例や女性も技能検定有資格者となり活躍している現状を教えていただきました。
第3回:株式会社右門
訪問先 | 株式会社右門 第一工場(川越市石田) |
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訪問日 | 令和4年10月7日 |
株式会社右門は、昭和32年(西暦1957年)創業のお菓子メーカーです。同社は、さつまいもを使用した「いも恋」を主力とするお菓子を製造しており、従業員数約120人を抱える企業で、今回訪問した第一工場は令和2年に稼働しました。
工場見学では、いも恋の生産工程等について見学させていただきました。さつまいもの裁断から始まり、生地作りの工程、蒸しから包装に至るまでを拝見し、各所の手作業の工程にベテランの技が光っていました。
第4回:株式会社ビー・エム・エル
訪問先 | 株式会社ビー・エム・エル 総合研究所(川越市的場) |
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訪問日 | 令和4年12月16日 |
株式会社ビー・エム・エルは、本市をはじめ新型コロナウイルスの検査体制の整備について多大なるご協力を頂いています。
今回見学した研究所内では、様々な検査機器が並び、自動化が進められていました。生物学検査室では、ロボットが検体を運搬している様子を見学しました。翌日の朝に結果が出せるように、検査は主に夜間に行われているそうです。細菌検査室では、顕微鏡を覗きながら検査員の方が検査を行っていましたが、ここでは、顕微鏡から目を離さずに検査を行えるよう、検査員の方の音声を自動で入力するシステムが活躍していました。
第5回:ヒーハイスト株式会社
訪問先 | ヒーハイスト株式会社 本社・工場(川越市今福) |
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訪問日 | 令和5年10月27日 |
ヒーハイスト株式会社は、主力の直動機器のほかユニット製品、レース用部品などの精密部品加工も手がけています。また、釣り具の部品に同社の技術が採用されるなど様々な分野での活躍が期待されています。令和3年度に「クサビ式減速機構を搭載した超精密1軸ステージ及び超精密XYθステージ」で川越ものづくりブランドKOEDO EーPROの大賞を受賞しました。
令和5年4月に完成したばかりの工場A棟を始めとした工場を見学しました。切削や研磨、組み立てなど様々な工程があり、熟練者による作業が必要とされる一方で、新しく建てられた工場A棟では、多くの機械が設置されていますが、現場では自動化が進んでおり、常時社員の方が機械の近くで待機している必要はないそうです。
第6回:アドラゴスファーマ川越株式会社
訪問先 | アドラゴスファーマ川越株式会社 本社・工場(川越市南台) |
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訪問日 | 令和6年7月16日 |
ドイツに本社を構えるアドラゴスファーマグループは、日本市場における医薬品製造受託を推進しており、令和5年3月川越製薬株式会社を買収し、日本の基幹工場としました。 川越工場から20億錠供給を見据え、事業強化に取り組んでいます。社名の「アドラゴス」は、古代ギリシャ語のadra(素早い・迅速な)+gos(統合・チーム)から由来しているそうです。
工場では無菌製剤(バイアル、シリンジ、アンプル、ペン型製剤)の検査・包装部門などを見学しました。同部門は自社で目視検査員認定制度を定めており、検査員による無菌製剤の検査を行っています。 検査工程では、液剤や粉末剤の内容物への異物の混入の有無や、容器に傷や汚れなどがないか、外観も検査をしています。
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産業観光部 産業振興課 企業立地推進室
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