「デコ活」はじめませんか?

ページID1002695  更新日 2025年1月30日

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「デコ活」とは?

「デコ活」とは、二酸化炭素を減らす(DE)脱炭素(Decarbonization)と、環境に良いエコ(Eco)を含む"デコ"と活動・生活を意味する"活"を組み合わせた新しい言葉で、「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称です。

国が掲げる2050年カーボンニュートラル及び2030年度温室効果ガス排出削減目標(2013年度比で46%削減、さらに50%の高みに向けて挑戦を続けること)の達成に向けて、国民・消費者の行動変容、ライフスタイル変革を強力に後押しするため、環境省が中心となり展開されています。

川越市は、2050年脱炭素社会の実現を目指すために、「デコ活」を推進していきます。

地球温暖化とは?

イラスト:温室効果ガスの増加が地球温暖化に影響しています。

地球の平均気温は、年々上昇しています。
これは、二酸化炭素やメタンなどの「温室効果ガス」が大気中に増えすぎたことが原因とされています。
地球は、太陽の熱によって暖められます。地上から放射される熱を温室効果ガスが吸収・再放射して大気が暖まり、私たちの暮らしやすい温度に調節しています。
しかし、近年、その温室効果ガスが人間の活動によって増加し、熱をうまく放出することができず、気温が上昇したことにより、自然界のバランスを崩しています。
これが「地球温暖化」です。

地球温暖化による影響

イラスト:地球温暖化の影響により、極端な気温、降水量の変化、乾燥傾向、破壊的な台風や発達した低気圧、海面上昇、海水の酸性化などの影響が現れています。

近年、地球温暖化の影響により、世界各地で干ばつや熱波、極端な大雨などの異常気象による自然災害が多発するようになりました。

日本でも、大雨や台風の増加、最高気温の更新、紅葉の時期の遅れなど、目に見える影響が現れています。

さらに、気象や気候への影響に留まらず、農作物の収穫量の減少や災害対策に要するコストや熱中症リスクの増大など、社会や経済、人々の健康面に対する影響も現れ始めています。

地球温暖化の現状

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「第6次評価報告書」では、人間活動が主に温室効果ガスの排出を通して地球温暖化を引き起こしてきたことは疑う余地がないこと、人為的温暖化が世界中のすべての地域において多くの気象と気候の極端現象を引き起こしていることが示されました。また、1850年から1900年を基準とした世界平均気温は2011年から2020年に1.1度上昇しており、このまま何も対策をとらないと、21世紀中に1.5度以上上昇し、さらに、温室効果ガスの排出量が非常に高いシナリオでは、最大5.7度上昇すると予想されています。

地球温暖化を防止するためには、温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスを急速かつ大幅に削減していく必要があります。

地球温暖化対策をめぐる国際社会の動き

地球温暖化の影響による気候変動を防止するため、国際社会では、2015年(平成27年)開催の第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)において、「パリ協定」が採択され、「世界的な平均気温の上昇を産業革命前と比べて2度未満に保ち、1.5度の上昇に抑えるよう努めること」、「21世紀後半に世界全体での温室効果ガス排出量を実質ゼロにする(温室効果ガス排出量と森林等による吸収量のバランスをとり、カーボンニュートラルを実現する)こと」を目標に掲げ、国際社会全体で協力して地球温暖化対策に取り組んでいくことが合意されました。

日本の地球温暖化対策

今、日本では、「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けた潮流が加速していますが、その最初のきっかけとなったのは、2020年(令和2年)10月に行われた菅内閣総理大臣による国会の所信表明演説です。総理は演説で、「我が国は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言しました。
この宣言を受け、国の「地球温暖化対策計画」が改定され、2050年(令和32年)カーボンニュートラル実現までの中間目標として、2030年度(令和12年度)までに日本の温室効果ガス排出量を2013年度(平成25年度)比で46%削減、さらに50%削減の高みに向けて挑戦するというシナリオが示されました。
 

川越市の地球温暖化対策

川越市では、2021年(令和3年)5月1日に、2050年二酸化炭素排出量実質ゼロの脱炭素社会の実現を目指す「小江戸かわごえ脱炭素宣言」を表明しました。

この宣言を受け、令和6年3月に、本市の地球温暖化対策の礎となる計画である「第三次川越市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」を改定し、市域から排出される温室効果ガス排出量を、2030年度(令和12年度)までに2013年度(平成25年度)比で46パーセント削減、2050年度(令和32年度)に実質ゼロとする目標を掲げ、再生可能エネルギーの普及推進や省エネルギー、緑化の推進などの取組を推進しています。

脱炭素社会の実現に向けて「デコ活」に取り組もう!

イラスト:暮らしを豊かにし、二酸化炭素を減らす環境にやさしい「デコ活アクション」。

「デコ活」は、暮らしを豊かにするのと同時に、温室効果ガス排出量も減らす環境にやさしいアクションです。

「デコ活」に取り組むための具体的なアクションとして、全部で13の「デコ活アクション」を紹介します。

まずはここから

まずは、「デコ活(デ・コ・カ・ツ)」の愛称にちなんだ4つのアクションに取り組みましょう!

デ・・・電気も省エネ 断熱住宅

住まいの窓や壁等を熱を伝えづらいものにする「断熱住宅」にすることで、室内外への熱の出入りを抑え、夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境となります。これにより、冷暖房の使用量を抑え、二酸化炭素排出量や光熱費を削減することができます。また、部屋間の寒暖差が小さくなることで、入浴中のヒートショックを予防するなど健康面でも大きなメリットとなりえます。

コ・・・こだわる楽しさ エコグッズ

LEDや省エネ家電などのエコグッズを生活の中に取り入れることで、光熱費が節約できたり、高機能な製品を通じて快適で便利な生活を送ることができます。

カ・・・感謝の心 食べ残しゼロ

食品ロスとは、本来食べられるにも関わらず捨てられてしまう食べ物のことです。
日本では令和4年度に、約472万トンの食品ロス(家庭から約236万トン、事業者から約236万トン)が発生したと推計されています。
家庭からの食品ロスの要因は、料理を作りすぎるなどして捨ててしまう「食べ残し」、野菜の皮や茎など食べられるところまで切って捨ててしまう「過剰除去」、未開封のまま食べずに捨ててしまう「直接廃棄」です。
食品ロスを減らすことは、廃棄物の減量はもちろんのこと、食費の節約にもつながります。

ツ・・・つながるオフィス テレワーク

テレワークとは、ICT(情報通信技術)を活用し時間や場所にとらわれない働き方のこと。
移動時間の削減により、通勤の疲労を減らし、余暇時間を増やします。また、転職をせずに地方移住ができたり、育児や介護中でも働けるなど、多様な働き方・ワークライフバランスも実現します。

ひとりでに二酸化炭素が下がる
  • 高効率の給湯器、節水できる機器を選ぶ
  • 環境にやさしい次世代自動車を選ぶ
  • 太陽光発電など、再生可能エネルギーを取り入れる
みんなで実践
  • クールビズ・ウォームビズ、サステナブルファッションに取り組む
  • ごみはできるだけ減らし、資源としてきちんと分別・再利用する
  • 地元産の旬の食材を積極的に選ぶ
  • できるだけ公共交通・自転車・徒歩で移動する
  • はかり売りを利用するなど、好きなものを必要な分だけ買う
  • 宅配便は1度で受け取る

以上に限るものではなく、暮らしが豊かになり、脱炭素に貢献していくものは、すべて「デコ活アクション」です。

皆さんのライフスタイルにあわせて、無理なく、楽しく取り組んでいきましょう!

脱炭素につながる新しい豊かな暮らしの10年後

以下は、国が示した将来の暮らしの絵姿です。

今から10年後、温室効果ガス排出削減目標が達成されると同時に、快適な生活環境が実現された豊かな暮らしを例示しています。

イラスト:今から10年後の温室効果ガス排出削減目標が達成されると同時に、快適な生活環境が実現された豊かな暮らしのイメージ絵姿。
国が示した10年後の暮らしの絵姿

「デコ活」について詳しくはコチラ

環境省の「デコ活ウェブサイト」をご覧ください。

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このページに関するお問い合わせ

環境部 環境政策課 地球温暖化対策担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-5866 ファクス番号:049-225-9800
環境部 環境政策課 地球温暖化対策担当 へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。