有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)
PFOS及びPFOAの性状等
PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)は、半導体用反射防止剤、金属メッキ処理剤、泡消火剤などに、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤などに使われてきましたが、近年、環境中で分解されにくく、高い蓄積性があることから、国内において、製造・輸入等が原則禁止となっています。
PFOS及びPFOAの暫定指針値
公共用水域及び地下水について、PFOS及びPFOAの環境基準は設定されていません。暫定指針値として、1リットル当たり50ナノグラム(PFOS及びPFOAの合算値:50ng/L)が設定されています。ナノグラム(ng)は、10億分の1グラムの質量になります。
市内の調査結果
川越市で実施したPFOS及びPFOAの調査結果は以下のとおりです。(単位:ng/L)
調査地点の詳細はダウンロードからご覧ください。
調査年月 |
調査地点(河川水): 入間川(初雁橋) |
調査地点(河川水): 新河岸川(旭橋) |
調査地点(河川水): 不老川(不老橋) |
調査地点(河川水): 不老川市境(中福528付近) |
調査地点(河川水): 久保川(久保川橋) |
調査地点(河川水): 久保川市境(第255号橋(南大塚3丁目15付近)) |
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令和3年8月 | 12 | 29 | 60 | ー | ー | ー |
令和4年8月 | 10 | 34 | 110 | ー | ー | ー |
令和5年9月 | 9.0 | 24 | 13 | 10 | 72 | 78 |
令和5年12月 | ー | ー | 15 | 9.1 | ー | 8.1 |
令和6年1月 | ー | ー | ー | ー | ー | 9.4 |
令和6年6月 | ー | ー | ー | ー | ー | 140 |
令和6年7月 | 10 | 25 | 38 | 14 | ー | 91 |
令和6年10月 | ー | ー | ー | ー | ー | 130 |
令和6年12月 | ー | ー | 72 | ー | ー | 260 |
令和7年2月 | ー | ー | ー | ー | ー | 36 |
調査年月 | 南大塚地区 | 今福地区 | 砂新田地区 | 南大塚地区 | 鯨井地区 |
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令和5年10月 | 6.0 | 48 | 24 | ー | ー |
令和6年10月 | 7.8 | 76 | 24 | 2.2 | 17 |
令和7年2月 | ー | 56 | ー | ー | ー |
今後の対応
令和3年度と令和4年度における調査の結果、不老川の不老橋(岸町2丁目)で暫定指針値を超過しました。
そのため、令和5年9月に調査地点を増やし、河川6地点、地下水3地点で調査を実施した結果、不老川の支流である久保川の久保川橋(岸町3丁目)と久保川上流の市境(南大塚3丁目)で暫定指針値を超過したことから、埼玉県に対し、上流域の調査について要望し、現在、関係機関と連携して調査を行っています。
今回、久保川市境を調査した際(令和7年2月)、狭山市内で久保川が途切れているのを確認しており、河川水の結果は、従来の上流域からの流入の影響ではなく、河川に流入した地下水の影響と推測されます。 また、地下水においては、市境の今福地区で暫定指針値を超過しており、市外上流域の地下水も暫定指針値を超過していることから、上流からの影響と推測されます。今後も、 関係機関と連携して継続監視するとともに、原因究明等を進めるよう引き続き要望していきます。
PFOS、PFOAに関するQ&A集について
環境省が設置したPFASに対する総合戦略検討専門家会議の監修の下で「PFOS、PFOAに関するQ&A集」が作成されています。Q&A集については、リンクページから閲覧できます。
川越市の水道水における有機フッ素化合物の検査結果
川越市上下水道局では水道水の有機フッ素化合物を検査しており、安全な水道水をお届けしています。検査結果については、リンクページから閲覧できます。
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環境部 環境対策課 水質・土壌担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-5894 ファクス番号:049-225-9800
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