第2回:株式会社ヤオコー(元気もりもり企業訪問記)
森田市長による企業訪問事業「元気もりもり企業訪問記」、第2回の訪問先は、株式会社ヤオコーです。
今回は、川越南古谷店及び川越研修センター(いずれも南古谷)を見学させていただいた後、本社(新宿町)を訪問し、川野澄人(かわの すみと)代表取締役社長をはじめ社員の方々からお話を伺いました。今回の訪問で、同社の商品に美味しさへのこだわりが詰まっていることがわかり、また、「地域のすべての方々の食生活に豊かさと楽しさを提供していきたい」という強い想いを感じました。
以下、今回の訪問の詳細をご紹介します。
事業内容
(資料提供:株式会社ヤオコー)
スーパーマーケット事業を扱う株式会社ヤオコーは、埼玉県内を中心に関東圏に約200店舗を展開する企業です。川越市内には8店舗を構えています。ヤオコー単独店舗のほか、エイヴイやフーコットなどグループ企業の店舗も含めた連結店舗数は239店舗にのぼります。(令和7年3月末時点)
同社は、明治23年に八百屋「八百幸(やおこう)商店」として創業し、令和7年に創業135周年を迎えられました。また、昭和61年から本社機能を川越市内に立地し、「生活者の日常の消費生活をより豊かにすることによって地域文化の向上・発展に寄与する」を経営理念に掲げながら事業拡大を続け、食品スーパー業界屈指の企業として地域の経済や食生活を支えてくださっています。
店舗・研修センター見学
ヤオコー川越南古谷店
令和7年8月21日(木曜日)に、川越市南古谷にあるヤオコー川越南古谷店を訪問しました。当日は、同社コーポレートブランド戦略部コーポレートコミュニケーション担当部長の新井 見和(あらい みわ)様に店内を案内していただきました。
川越南古谷店は複合商業施設ウニクス南古谷の敷地内に平成15年にオープン。ヤオコー旗艦店の一つであり、売り場面積は2,758平方メートルと全店舗中2番目の広さです。
オープンキッチン内でのお惣菜製造風景(右)・(資料提供:株式会社ヤオコー)
広い店舗内を巡りながら、店舗づくりに関することや、個別の商品についても説明していただきました。森田市長も日頃から眺めている店舗や商品について、興味深く耳を傾け、同社の「豊かで楽しく健康的な食生活を提案する」という経営方針が店舗にも浸透しており、地域の顧客に対して「美味しさ」や「楽しさ」を提供し続けること、それをさらに改善していくことを熱心に追求する姿勢に感銘を受けていました。
同社の食に対するこだわりについて、以下のようなお話がありました。
「美味しさ」の提供
- 商品管理において、商品の美味しさ・鮮度を保って提供することを最重視しています。
- 商品開発にあたり、バイヤーが直接産地を訪問して生産者様との対話を重ね、現地確認をしています。
- 人気の「おはぎ」などの惣菜商品に独自の技術認定制度を導入したり、社内研修でスキルを磨くことで、全店舗で同水準の商品提供を実現しています。
- 店舗ごとに、地域特性や客層に沿った品揃えを充実させています。単に種類を多く取り揃えるというだけでなく、価格帯や素材にこだわった商品など、バリエーションが豊富にあります。
「楽しさ」の提供
- 選ぶ楽しさ:どの部門もお客様に選択肢を提案し、多様なニーズに応えられるようにお買い求めしやすい値段の品からプレミアム品まで幅広く揃えながらPB商品も展開しています
- 見る楽しさ:オープンキッチンと売り場は、調理員の手元まで見えるほどの大きなガラス窓で仕切られ、出来立て・作りたての“ライブ感”を演出しています。
- 店舗を訪れる楽しさ:「厳選100品」(全店で行う月替わりのお買い得品選抜企画)などで、月間を通していつでもお得にお買求め頂ける商品を設定しています。
- 季節を感じる楽しさ、自分で調理する楽しさ:その時期にあった旬な生鮮食品を提供するとともに、それら使用したレシピを提案しています。
(資料提供:株式会社ヤオコー)
例えばこのように、トマトだけでも豊富な品揃え!傍らでトマトを使ったレシピなどが紹介されています。森田市長も、選びきれないほど充実した品揃えの中からその日のニーズに合った商品を探し出すことの楽しさを実感していました。
このような多彩な取り組みが、地域に親しまれ、「また行きたい」という気持ちを起こすような店舗づくりの実現に繋がっているのでしょう。
ヤオコー川越研修センター
(資料提供:株式会社ヤオコー)
店舗見学後、隣接している川越研修センターも見学させていただきました。
この研修センターの2階には会議室があり社員研修や会議等が行われ、1階には店舗と同様のレジ・調理設備を備えた部門別の実技研修室(ベーカリー・寿司・惣菜・精肉・鮮魚・青果など)が設けられ、研修や商品開発などが行われています。
本社訪問
令和7年8月25日(月曜日)には、株式会社ヤオコーの本社を訪問しました。
本社1階ロビーには、「本物に触れて自分自身を磨き成長していこう」との思いから絵画作品が展示され、洗練されつつ温かみも感じられる空間が演出されていました。
これらは、洋画家である三栖 右嗣(みす ゆうじ)氏の作品です。
同社が芸術分野の社会貢献事業として運営する「ヤオコー川越美術館」(川越市氷川町)で所蔵している作品であり、同館の作品展示替えにあわせて本社ロビーの展示作品も入れ替えられているそうです。
川野代表取締役社長との対談
その後、川野澄人代表取締役社長と八木橋博亮取締役・開発本部長兼CSOと面会し、改めて事業内容に関するお話を伺いました。
冒頭で、森田市長から川越まつりや小江戸川越ハーフマラソンなど市の事業へのご協賛や、本市との「災害時における物資の供給等に関する協定」の締結による支援体制整備など、広範にわたり市政にご協力をいただいていることなどに対し、お礼のことばを述べました。
続けて、川野社長に対して同社の取組みや今後の展望についてご質問させていただいたところ、次のようなお話がありました。
ヤオコーの強み
- 日常に密着した商売で地域の食生活を支えることを経営の柱とし、「全員参加の商売」で取り組んでいます。パート(同社では「パートナーさん」と呼称)は各店舗の商圏にお住まいの方が大半であるから、消費者の生の声を聞くことができる。正社員はもちろん、パートを含む全従業員が売り場づくりに参加しています。
- 食料品は日常の買い物の中でも購入量・頻度が高いものです。各店舗では、地域特性に応じた店舗づくりを行いながらも品揃えを充実させることで地域の食生活に変化と楽しさを提供することを目指して日々売り場づくりに取り組んでいます。
今後の展望
- ヤオコー単体で、36期連続の増収増益を達成しました。また、令和7年6月には「ヤオコー杉並桃井店」のオープンにより東京23区内に初出店を果たしました。今後は、店舗での新規売上に限らず既存店の充実による増収も重視し、商品開発や店舗オペレーションの技術研鑽に努め、顧客満足度の更なる向上を図っています。その成果として表れた利益を店舗改善に充て、地域のお客様に還元したいと考えています。
- 令和7年10月、株式会社ヤオコーは新たに持株会社「株式会社ブルーゾーンホールディングス」を設立し、持ち株体制に移行します。「ブルーゾーン」は、健康で長寿な人々が数多く居住する地域のことを指し、ヤオコーの『食を通じて地域のすべての方々の毎日が健やかでより豊かに、より楽しくなるように貢献する』という方針に基づく社会インフラでありたいという想いを重ねています。新体制への移行によって、グループ企業内で学び合い切磋琢磨し、更なる経営の効率化を図り、持続可能な成長をしていく企業グループを目指しています。
- 公益財団法人 ヤオコー子ども支援財団として実施する子ども支援事業(地域の子ども食堂へのお米の寄附、フードパントリ―活動への支援など)を今後さらに充実させていきたいと考えています。
おわりに
今回は本社、旗艦店だけでなく普段見ることができない研修センターをも見学させていただき、大変貴重な時間を過ごすことができました。
創業135周年の節目にあたり、新体制「株式会社ブルーゾーンホールディングス」として新たな一歩を踏み出され、今後更なるご発展を遂げられながら、各地域に元気を与え続けてくださることでしょう!
本社ロビーで記念撮影
ご協力を賜りました株式会社ヤオコーの皆様方に心より感謝申し上げます。
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