第3回:株式会社右門
令和4年10月7日(金曜)、市長の川越きらり企業訪問市制100周年記念として、川越市石田にある株式会社右門の第一工場を訪問しました。社員の皆様から製品の説明を受けながら工場内を見学し、その後、町田代表取締役と対談させていただきました。
株式会社右門は、昭和32年(西暦1957年)創業のお菓子メーカーです。さつまいもを使用した「いも恋」を主力とするお菓子を製造しており、従業員数約120人を抱える企業で、今回訪問した第一工場は令和2年に稼働しました。

工場見学
工場見学では、いも恋の生産工程等について見学させていただきました。
さつまいもの裁断から始まり、生地作りの工程、蒸しから包装に至るまでを拝見し、各所の手作業の工程にベテランの技が光っていました。



町田代表取締役と対談

対談では、市長からの質問にお答えいただく形式で右門の現状や将来像について伺いました。
Q新工場の生産能力はどれくらいなのでしょうか。また、販売しているお菓子の種類は何種類でしょうか。
A業務はシフト制で最大の稼働で一日に1万4千個程度の「いも恋」を生産することができます。菓子の種類として常時生産するものは10種類程度で季節折々の菓子として3~6種類生産しており20種類程度にしています。
Q新商品の開発は、社長がアイディアを考えているのですか。
A新製品の開発として皆で意見を出し合って検討しています。試作の結果、おいしくても、手間や流通の問題で製品化に至らないものもあります。
Q川越のお菓子として名高い「いも恋」ですが、販売エリアの拡大は考えているのですか。
A現在、川越を中心に展開しており大宮にも店舗を持っていますが、これ以上の外部への展開は考えておらず、川越でしか買えないお菓子としてブランディングしたいと考えています。
Q株式会社右門として企業にはSDGsなど様々な社会的な課題がありますが何か取り組みを行っていますか。
A右門では、お菓子を通して社会に笑顔を届けるということを念頭に置いており、フードパントリーにも協力しています。
Q市に求める施策はありますか。
A株式会社右門は川越に根付いて商売を行っており、これまで続けてくるには周囲の皆さんの協力が不可欠でした。税収の効果を市内にもたらせると良いと思います。創業支援サービスを充実させることで川越の人に川越で創業してもらい、市民に利益をもたらすような制度ができればさらに魅力的な街になると思います。
Q株式会社右門として将来のビジョンはありますか。
A将来的に自社で畑を持ちサツマイモを生産することで、芋ほり体験からお菓子に加工するまでの一連の流れを消費者に体験してもらえるようにしたいと考えています。
町田代表取締役から、コロナ禍で工場のラインをストップせざるを得えなかった際に、従業員の方々が千羽鶴を折って再開を祈ってくれたというエピソードを伺い、従業員間の絆の強さを感じました。また、「お菓子を通して社会に笑顔を届けたい」という言葉を伺い、株式会社右門のお菓子作りに対する熱い想いを知ることができました。
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