短刀 銘 太郎英義(花押) 文久元酉年二月日
文久元年(1861)
藤枝英義(ふじえだてるよし)は川越藩が幕府からお台場警備を命じられた際、武備増強のため召し抱えられた刀工です。本刀は刀身の上半を薙刀のように削ぎ落したいわゆる鵜の首造りの短刀です。こうした造込みの刀剣は幕末に多く製作されました。刃文は小沸出来の互の目刃。小品ではありますが、英義の作風を良く示しています。
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