平成28年6月18日 食中毒事件の発生

ページID1007093  更新日 2024年11月22日

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食中毒事件の発生について

事件の概要

平成28年6月14日火曜日、朝霞保健所から「6月12日日曜日18時に家族5名とその友人2名の合計7名が川越市内の飲食店を利用し、そのうち6名が13日から14日にかけて吐き気、嘔吐、下痢等の症状を呈している。」旨の連絡が川越市保健所にありました。
川越市保健所では、関係自治体の協力を得ながら、患者、施設等の調査を行い、原因究明に努めてきました。その結果、6月18日土曜日、食中毒と断定し、当該営業者に対して3日間の営業停止処分を行いました。

患者の状況

喫食者 7名
発症者 6名
症状 吐き気、嘔吐、下痢等
初発年月日 平成28年6月13日月曜日
喫食メニュー 懐石料理等
なお、患者は全員快方に向かっている。

病因物質

ノロウイルス

原因施設

川越市内の飲食店

行政処分

処分決定日 平成28年6月18日土曜日
営業停止期間 平成28年6月18日土曜日から平成28年6月20日月曜日まで
(なお、同施設は平成28年6月17日金曜日から営業を自粛しています。)

原因施設として決定した理由

  1. 患者6名の共通食は、当該施設での食事に限定されていた。
  2. 患者6名の主症状及び潜伏期間が、ノロウイルスのものと一致していた。
  3. 患者4名の便を検査したところ、4名からノロウイルスが検出された。
  4. 従事者7名の便からノロウイルスが検出された。

ノロウイルスについて

1.ノロウイルスとは

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。

2.症状

潜伏期間(感染から発症までの時間)は、約24時間から48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これらの症状が1日から2日続いた後、治癒し後遺症もありません。しかし、体力の弱い子供やお年寄りなどでは、重症化することがありますので、早めに医療機関を受診してください。

3.原因食品・感染源

  1. 二枚貝
  2. 感染者を介して汚染した食品
  3. 感染者の便や嘔吐物

4.予防のポイント

  1. 下痢、嘔吐等の症状や風邪に似た症状がある場合は、食品の調理に従事しないようにしましょう。
  2. 石けんを用いる等して、手をよく洗いましょう。
  3. 調理器具や調理台は、十分に洗浄・消毒を行いましょう。
  4. 二枚貝の取扱いには、十分に注意し、中心部まで加熱調理(85度から90度で90秒以上)を行いましょう。

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