令和3年2月14日食中毒事件の発生
食中毒事件の発生について
事件の概要
令和3年2月8日月曜日10時20分頃、市内医療機関から川越市保健所に「施設内のレストランを利用した職員が2月5日金曜日から嘔吐、下痢等の症状を呈している。」旨の連絡がありました。
川越市保健所では、患者、施設等の調査を行い、原因究明に努めてきました。その結果、2月14日日曜日、食中毒と断定し、当該営業者に対して3日間の営業停止処分を行いました。
患者の状況(2月14日9時現在)
- 喫食者:34名
- 発症者:32名
- 症状:嘔吐、下痢等
- 喫食日:令和3年2月4日木曜日
- 初発日時:令和3年2月5日金曜日12時30分
- 喫食メニュー:鶏の唐揚げ定食(テイクアウト含む)、カレーライス
※他に症状を呈している職員がいますが、現在、調査中です。
なお、当該施設の利用は職員のみです。入院患者に対する食事の提供はありません。
病因物質
ノロウイルス
原因施設
川越市内の飲食店
行政処分
- 処分決定日:令和3年2月14日日曜日
- 営業停止期間:令和3年2月14日日曜日から令和3年2月16日火曜日
※当該施設は令和3年2月7日日曜日から営業を自粛しています。
原因施設として決定した理由
- 患者32名の共通食は、当該施設の食事に限定されていた。
- 患者32名の主症状及び潜伏期間が、ノロウイルスのものと一致していた。
- 患者32名の便を検査したところ、30名からノロウイルスが検出された。
- 従事者5名の便からノロウイルスが検出された。
ノロウイルス食中毒について
- ノロウイルスとは
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。 - 症状
潜伏期間(感染から発症までの時間)は、約24~48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これらの症状が1~2日続いた後、治癒し後遺症もありません。しかし、体力の弱い子供やお年寄りなどでは、重症化することがありますので、早めに医療機関を受診してください。 - 原因食品・感染源
- (1)二枚貝
- (2)感染者を介して汚染した食品
- (3)感染者の便や嘔吐物
- 予防のポイント
- (1)下痢、嘔吐等の症状や風邪に似た症状がある場合は、食品の調理に従事しないようにしましょう。
- (2)石けんを用いる等して、手をよく洗いましょう。
- (3)調理器具や調理台は、十分に洗浄・消毒を行いましょう。
- (4)二枚貝の取扱いには、十分に注意し、中心部まで加熱調理(85℃から90℃で90秒以上)を行いましょう。
この情報はお役に立ちましたか?
お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。
このページに関するお問い合わせ
保健医療部 食品・環境衛生課 食品衛生担当
〒350-1104 川越市小ケ谷817番地1
電話番号:049-227-5103 ファクス番号:049-224-2261
保健医療部 食品・環境衛生課 食品衛生担当 へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。