令和3年2月14日食中毒事件の発生

ページID1007079  更新日 2024年11月22日

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食中毒事件の発生について

事件の概要

令和3年2月8日月曜日10時20分頃、市内医療機関から川越市保健所に「施設内のレストランを利用した職員が2月5日金曜日から嘔吐、下痢等の症状を呈している。」旨の連絡がありました。

川越市保健所では、患者、施設等の調査を行い、原因究明に努めてきました。その結果、2月14日日曜日、食中毒と断定し、当該営業者に対して3日間の営業停止処分を行いました。

患者の状況(2月14日9時現在)

  • 喫食者:34名
  • 発症者:32名
  • 症状:嘔吐、下痢等
  • 喫食日:令和3年2月4日木曜日
  • 初発日時:令和3年2月5日金曜日12時30分
  • 喫食メニュー:鶏の唐揚げ定食(テイクアウト含む)、カレーライス

※他に症状を呈している職員がいますが、現在、調査中です。
なお、当該施設の利用は職員のみです。入院患者に対する食事の提供はありません。

病因物質

ノロウイルス

原因施設

川越市内の飲食店

行政処分

  • 処分決定日:令和3年2月14日日曜日
  • 営業停止期間:令和3年2月14日日曜日から令和3年2月16日火曜日

※当該施設は令和3年2月7日日曜日から営業を自粛しています。

原因施設として決定した理由

  1. 患者32名の共通食は、当該施設の食事に限定されていた。
  2. 患者32名の主症状及び潜伏期間が、ノロウイルスのものと一致していた。
  3. 患者32名の便を検査したところ、30名からノロウイルスが検出された。
  4. 従事者5名の便からノロウイルスが検出された。

ノロウイルス食中毒について

  1. ノロウイルスとは
    ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
  2. 症状
    潜伏期間(感染から発症までの時間)は、約24~48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これらの症状が1~2日続いた後、治癒し後遺症もありません。しかし、体力の弱い子供やお年寄りなどでは、重症化することがありますので、早めに医療機関を受診してください。
  3. 原因食品・感染源
    • (1)二枚貝
    • (2)感染者を介して汚染した食品
    • (3)感染者の便や嘔吐物
  4. 予防のポイント
    • (1)下痢、嘔吐等の症状や風邪に似た症状がある場合は、食品の調理に従事しないようにしましょう。
    • (2)石けんを用いる等して、手をよく洗いましょう。
    • (3)調理器具や調理台は、十分に洗浄・消毒を行いましょう。
    • (4)二枚貝の取扱いには、十分に注意し、中心部まで加熱調理(85℃から90℃で90秒以上)を行いましょう。

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保健医療部 食品・環境衛生課 食品衛生担当
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