平成28年12月28日 食中毒事件の発生
食中毒事件の発生について
事件の概要
平成28年12月25日日曜日午後3時頃、市内飲食店から「12月21日水曜日に利用した2グループ9名のうち6名が、12月22日木曜日から下痢、おう吐等の体調不良を呈していることがわかった。」旨の連絡が川越市保健所にありました。川越市保健所では、関係自治体の協力を得ながら、患者、施設等の調査を行い、原因究明に努めてきました。その結果、12月28日水曜日、食中毒と断定し、当該営業者に対して3日間の営業停止処分を行いました。
患者の状況
喫食者 9名(2グループ)
発症者 6名(2グループ)
症状 下痢、おう吐、発熱等
初発年月日 平成28年12月22日木曜日
喫食メニュー コース料理(お浸し、蒸しかき、鮮魚刺し、サラダ、串焼き、マダイの唐揚げ、キノコのみぞれ煮、お新香、ペペロンチーノ、デザート)
なお、患者は全員快方に向かっている。
病因物質
ノロウイルス
原因施設
川越市内の飲食店
行政処分
処分決定日 平成28年12月28日水曜日
営業停止期間 平成28年12月28日水曜日から平成28年12月30日金曜日まで
原因施設として決定した理由
- 患者6名の共通食は、当該施設での食事に限定されていた。
- 患者6名の主症状及び潜伏期間が、ノロウイルスのものと一致していた。
- 患者4名の便を検査したところ、4名からノロウイルスが検出された。
ノロウイルスについて
1.ノロウイルスとは
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
2.症状
潜伏期間(感染から発症までの時間)は、約24時間から48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これらの症状が1日から2日続いた後、治癒し後遺症もありません。しかし、体力の弱い子供やお年寄りなどでは、重症化することがありますので、早めに医療機関を受診してください。
3.原因食品・感染源
- 二枚貝
- 感染者を介して汚染した食品
- 感染者の便や嘔吐物
4.予防のポイント
- 下痢、嘔吐等の症状や風邪に似た症状がある場合は、食品の調理に従事しないようにしましょう。
- 石けんを用いる等して、手をよく洗いましょう。
- 調理器具や調理台は、十分に洗浄・消毒を行いましょう。
- 二枚貝の取扱いには、十分に注意し、中心部まで加熱調理(85度から90度で90秒以上)を行いましょう。
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