氷川神社本殿が国の重要文化財に指定されることについて
氷川神社本殿が国の重要文化財に指定されます
国の文化審議会(会長:日比野克彦)は、令和8年5月22日(金曜日)に開催された同審議会文化財分科会における審議・議決を経て、本市に所在する埼玉県指定文化財の「氷川神社本殿(ひかわじんじゃほんでん)」を、国の重要文化財に指定するよう、文部科学大臣に答申しました。
この結果、後日行われる官報告示を経て、国の重要文化財に指定される予定です。
これにより、市内の重要文化財(建造物)は、喜多院・東照宮・日枝神社・大沢家住宅・旧山崎家別邸に加え、6件目となります。
指定の内容
- 文化財種別:建造物
- 指定の対象:氷川神社本殿 1棟、附 棟札1枚
- 所在地:川越市宮下町二丁目11番地
- 所有者:宗教法人 川越氷川神社
氷川神社本殿について
川越城跡の北方に境内を構える旧川越城下の総鎮守。天保13年(1842)の着工で、嘉永2年(1849)に屋根葺き、明治3年(1870)に上棟遷宮式を行いました。唐破風造(からはふづくり)の向拝(ごはい)を備えた入母屋造(いりもやづくり)、正面千鳥破風(ちどりはふ)付、瓦棒銅板葺(かわらぼうどうばんぶき)の社殿で、大工棟梁は印藤捨五郎と桑村三右衛門、彫物師(ほりものし)は嶋村源蔵と飯田岩次郎。
木理の美しい素木に施した濃密な彫刻は、繊細かつ立体感に溢れ、天岩戸(あまのいわと)等の日本神話、源氏にまつわる物語など多様な題材を巧みな構図と豊かな情景で表現しており、彫物師の傑出した造形力と技巧が看取されます。なかでも、腰羽目の彫刻は、川越氷川祭で城下町川越十ヶ町が出す山車人形をモチーフにするなど、川越氷川祭礼と氷川神社、城下町との紐帯を示す建造物とも言えます。過剰ともいえる彫刻装飾は、建築と破綻なく調和しており、工匠の高い技量もうかがえます。関東における江戸後末期に現れる素木の装飾社殿の畢竟(ひっきょう)として極めてその価値が高いです。
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