医療安全相談窓口のご案内
患者さんや市民の方からの医療に関する苦情や相談を中立的な立場で受け付け、患者さん・市民の方と医療機関との信頼関係が構築できるよう、助言・情報提供などの支援をしています。市内の医療機関に関して疑問やお悩みのことがあれば、保健所の医療相談窓口にご相談ください。
相談内容
1.市内の医療機関での医療に関する疑問、悩みなど
内容を伺い、相談者、医療機関に助言等を行います。
内容の例
- 医療機関、医療従事者の対応(説明など)に疑問がある。
- 医療機関にどのように対応したらよいかわからない。
- どこに相談したらよいかわからない。
留意事項
- 医療機関との間の問題は、当事者間での話し合い(による解決)が原則となります。窓口ではそのための助言を行います。
- 医療機関との仲裁などは行えません。
- 診断内容や治療方法の適否、過失の有無の判断はできません。
- 保険適用の適否、その他医療費にかかる相談は対応できません。
- 医療従事者の接遇については、医療機関に内容を伝えることはできますが、指導することまではできません。
- 相談内容によっては、他の機関を案内させていただく場合があります。
2.法令に違反しているのではないかとの疑義
監視等業務の参考にさせていただきます。
内容の例
- 無資格者による医療行為の疑いがある。
- 施設、医療機器などが不衛生ではないのか。
3.市内の医療機関の案内
所在地や診療科目に基づいて案内します。
留意事項
- 症状に応じた特定の医療機関の紹介はできません。
- いわゆる、良い医療機関、良い医者の紹介はできません。
その他
自分で医療機関を探す方法もあります。
以下の「医療機関を探す」をご覧ください。
相談方法等
1.受付日・時間
- 月曜日から金曜日(祝休日及び年末年始の休庁日を除く。)
- 午前8時30分から午後5時15分
2.相談方法
- 電話で相談をお受けします。
電話:049-227-5101
専用電話ではありませんので、用件をお伝えください。(保健総務課内) - 窓口での相談を希望される場合は、保健所保健総務課あてにお越しください。
所在地:川越市小ヶ谷817番地1
なるべく事前に連絡のうえでの来所をお願いします。
医療にかかる他の相談機関
1.医療費に関する疑問
保険診療の場合
加入している健康保険組合等にお問い合わせください。
- 社会保険:関東信越厚生局指導監査課(電話:048-851-3060)
- 国民健康保険:埼玉県国保医療課(電話:048-830-3361)
自由診療の場合(契約にかかること)
2.診療に関する疑問
双方の話し合いがつかない場合は、法的な解決を求めることになります。
法律相談(川越市市民相談室)
問合せ:川越市市民部広聴課市民相談担当
電話:049-224-5022(直通)
サポートダイヤル:電話:0570-078374
(平日午前9時から午後9時、土曜日午前9時から午後5時)
簡単な法制度、関係機関の紹介をしています。
3.市外の医療機関
市外の医療機関についての相談等は、以下の医療相談窓口にお問い合わせください。
さいたま市内の医療機関
さいたま市医療安全支援センター
電話:048-840-2244
越谷市内の医療機関
越谷市保健所
電話:048-973-7530
川口市内の医療機関
川口市保健所
電話:048-423-7993
さいたま市、越谷市、川口市、川越市以外の埼玉県内の医療機関
4.その他
医薬品について
電話:03-3506-9457
よくある質問と回答
質問 | 回答 |
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良い医師や良い医療機関を教えてほしい | 医療相談窓口では医師や医療機関の評価を行っていません。近隣の医療機関のご案内や、相談者のご希望等を伺い、可能な範囲で該当する医療機関をご案内させていただきます。 |
医療ミスではないか | 医療行為に関して、医療相談窓口で判断は行えません。医療行為に関して医療ミスがあったか否かの判断は裁判所が行います。まずは医療機関とよく話し合いましょう。また、医療相談窓口では医療機関との仲裁や話し合いへの立ち会いは行えません。 |
医師(医療従事者)の態度が悪い | 医師(医療従事者)の言動等は、個人の資質の問題であり、行政から指導を行うことは困難です。気づいたことは相談者自身から医療機関に直接伝えることがよりよい改善につながるものと考えます。もし直接言いづらい場合は、ご意見として医療機関に情報提供を行います。 |
医師の説明が分からない、足りない | 医療に関する説明が分からない場合や足りないと感じる場合は、遠慮なく医師に詳しい説明を求めましょう。聞きたい内容を整理してから質問するのがより効率的です。もし直接医師に聞きづらい場合は、担当看護師や医療機関内の相談窓口を通して聞いても良いでしょう。内容を理解し、納得して治療を受けることが大切です。 |
治療費の内容に疑問がある | 治療費(診療報酬)は、診療報酬基準により算定されています。医療機関に請求内容等を尋ねましょう。医療相談窓口では、厚生局等をご案内させていただきます。また、自由診療は高額になる場合がありますので、予め金額の確認を行いましょう。 |
医療機関を探す
1.検索システム、医療マップ
全国
-
医療情報ネット(ナビイ)(外部リンク)
様々な方法で全国の医療機関の検索ができます。また、各医療機関からの所定の提供情報を見ることができます。
川越市内
2.救急の場合、休日夜間の場合
医療をよりよく受けるために
1.上手な医者のかかり方10か条(医者への上手なかかり方10か条)
よりよく医療を受けられるよう、医療機関にかかる際の心構えとして作成されたものです。(厚生省研究班作成)
- 伝えたいことはメモして準備
- 対話の始まりは挨拶から
- よりよい関係づくりはあなたにも責任が
- 自覚症状と病歴はあなたの伝える大切な情報
- これからの見通しを聞きましょう
- その後の変化も伝える努力を
- 大事なことはメモを取って確認
- 納得できないときは何度でも質問
- 治療効果をあげるため、お互いに理解が必要
- よく相談し、治療方法を決めましょう
2.かかりつけ医を持ちましょう
かかりつけ医とはなんでしょう?
かかりつけ医とは、日常的な診療に加え健康相談にも応じてくれる身近な医師のことです。普段からかかりつけ医に病歴や健康状態を把握してもらうことで、病気の早期発見・早期治療が期待できます。また、身近な医師がいるということは精神的な支えにつながります。
かかりつけ医を選ぶポイントは?
- 自宅の近くで診療をおこなっていること
- 話しをしっかり聞いてくれること
- 病気や治療の方法、薬のことについてわかりやすく説明してくれること
- 必要に応じて、適切な専門医や医療機関を紹介してくれること
3.インフォームド・コンセント/よく説明を受けましょう
インフォームド・コンセントとは、医師から十分な説明を受けた上での患者の同意という意味です。診療においては、医師は患者に対して、検査結果、病状判断、治療の内容・目的・効果などについて十分説明し、患者の納得、同意を得て進めることが必要だという考え方です。
説明がわからない、足りないと思ったら、質問をしましょう。
美容系の医療など、急ぐ必要がない場合には、よく説明を受けることが、特に大事です。
4.セカンド・オピニオン
セカンド・オピニオンとは「主治医の意見」に対する「別の医師による第二の意見」という意味です。
主治医の診断・治療方法の選択などについて十分な説明をうけた上で、悩んだり、迷ったりしたことを確かめたい場合もあると思います。そのような時に、別の医師の意見を聴き、その意見について主治医と相談し、自身が納得する診療を受けるための方法です。
主治医との相談の結果、主治医以外から医療を受けることとなる場合もあります。
一般的な流れ
- 主治医にセカンド・オピニオンを聴きたいと伝え、主治医から診療情報の提供を受ける。
- 別の医師に診療情報を提供し、セカンド・オピニオンを求める理由を伝え、治療方針などについて意見(セカンド・オピニオン)を聴く。
- セカンド・オピニオンを持ち帰り、主治医と相談して治療方針を決める等する。
セカンド・オピニオンに協力する旨を宣言している医療機関を調べることができます。
(以下の医療情報ネット(ナビイ)の「キーワードで探す」から「セカンド・オピニオン」で検索できます。)
セカンド・オピニオンは診療に該当しませんので、健康保険の適用はなく、自己負担となります。また、診療情報の提供を受けることについても同様となります。
5.その他
医療機関内に相談窓口等を設けている場合もありますので、これらを活用してみるのもよいでしょう。
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
保健医療部 保健総務課 医事・薬事担当
〒350-1104 川越市小ケ谷817番地1
電話番号:049-227-5101 ファクス番号:049-224-2261
保健医療部 保健総務課 医事・薬事担当 へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。