デング熱に注意しましょう!
最終更新日:2018年6月6日
平成26年8月、デング熱の国内感染が約70年ぶりに報告され、今年も国内発生が懸念されます。
これから蚊が発生する季節を迎えます。蚊を介する感染症を防ぐためには、蚊を増やさない、蚊に刺されないことが重要です。
また、蚊に刺されて、急な発熱や頭痛等がでた時は、早めに医療機関を受診してください。
デング熱とは?
デングウイルスが感染しておこる疾患で、アジア、中南米、アフリカ等の広範な地域で流行しています。国内感染は70年ありませんでしたが、平成26年8月、代々木公園を発端とした国内感染が報告されました。
症状は?
急な発熱、頭痛(特に目の奥の痛み)、関節痛、筋肉痛、発疹(熱が下がった後に出ることが多い)などです。
潜伏期は2日から15日で、多くは3日から7日で発症します。
通常、1週間程度で治ります。
まれに、重症化(デング出血熱)すると、適切な治療がされないと、致死性の病気となります。
どのようにしてうつりますか?
デングウイルスは、ヒトー蚊ーヒトという経路で蚊が媒介して感染します。ヒトからヒトに直接感染することはありません。
媒介するのは、ヒトスジシマカ(いわゆるヤブ蚊)で、日本に生息するヒトスジシマカは通常はデングウイルスを持っていません。
この蚊が感染者を刺すと、蚊の体内にデングウイルスが入り、他の方を刺すことによって感染が起こります。
蚊に刺されて感染しても、発症する頻度は10パーセントから50パーセントです。
治療法は?
今のところ、デング熱に効く薬やワクチンはありません。
症状に応じて、解熱剤や鎮痛剤の投与を行います。
予防法は?
予防法は、蚊に刺されないことです!屋外の蚊の多いところで活動する場合は、長袖、長ズボンの着用、虫よけ剤等を使用し、蚊に刺されないように注意しましょう。
また、蚊は植木鉢の受け皿やプラスチック容器などに溜まった雨水など、小さな水たまりで発生するので、日頃から住まいの周囲の水たまりを無くすように心がけましょう。
リンク情報
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