ブロック塀の安全確認

ページID1010783  更新日 2024年11月28日

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平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震により、ブロック塀が倒壊し、大きな事故を招きました。また、近年、突風などの自然災害においてもブロック塀の倒壊が発生しております。
正しく施工されていないブロック塀や、老朽化して傾いたブロック塀は、地震などで倒壊して通行人に危害を及ぼしたり、避難・救援活動の妨げになる可能性があります。

一見安全そうに見えても基準に満たない危険なブロック塀等である場合があります。ブロック塀の維持管理は、所有者・管理者の責任です。日ごろから点検・診断を行い、異常が認められた場合は、周辺通行者へお知らせする注意表示を行うとともに、専門家と相談しながら倒壊防止対策や改修を早急に実施しましょう。

現行のブロック塀の構造基準

ブロック塀の構造は建築基準法施行令第62条の8で定められています。

ブロック塀の配筋構造図

主な現行基準

  1. 高さは2.2メートル以下とし、壁の厚さは15センチメートル(高さ2メートル以下の塀にあっては10センチメートル)以上とします。
  2. 鉄筋は直径9ミリメートル以上のものを縦横80センチメートル以下の間隔で入れます。この鉄筋は基礎のコンクリートを打ち込む前に建て並べておき、基礎のコンクリートに十分定着させなければなりません。
  3. 壁頂では、横筋にかぎがけして固定させます。
  4. 壁頂の横筋は直径13ミリメートル(塀の高さが1.2メートル以下の場合は、9ミリメートル)以上とします。
  5. 横筋は両端にかぎをつけ控壁位置の縦筋にかぎかけとします。
  6. 控壁は壁の長さ3.4メートル以内ごとに、塀の高さの5分の1以上突出したものを設け、9ミリメートル以上の鉄筋を入れて壁体とつなげます。なお、控壁や壁頂はコンクリートブロックを積むよりも、現場打ちコンクリートにした方がより堅固になります。
  7. 基礎の丈は、35センチメートル以上とし、根入れの深さは30センチメートル以上とします。
  8. 高さ1.2メートル以下の塀は、6.、7.の基準は準用されません。

既存のブロック塀の安全確認

既存のブロック塀の安全確認については、埼玉県及び社団法人全国建築コンクリートブロック工業会のホームページ(以下にリンクがあります。)などで詳しく紹介されています。

なお自己点検を行うにあたっては、周囲の安全性を十分確認したうえで実施してください。

関連情報

川越市では、地震災害に対し、ブロック塀等の倒壊による被害を未然に防ぐため、川越市道等に面する危険なブロック塀等の撤去費用の一部を補助します。
詳細については、建築指導課「ブロック塀等の撤去費用を補助します」をご覧ください。

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都市計画部 建築指導課 建築指導担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-5974 ファクス番号:049-225-9800
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