熱中症を予防しよう!

ページID1006118  更新日 2024年11月28日

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イラスト:川越市マスコットキャラクター ときも

熱中症とは

高温多湿な環境に、からだが適応できないことで生じる、様々な症状のことです。
病態が進行すると、死に至る可能性がありますが、予防方法を知り、それを実践することで防ぐことができます。

熱中症を引き起こす条件

環境

  • 気温が高い
  • 湿度が高い
  • 風が弱い
  • 日差しが強い
  • 急に暑くなる日
  • 閉め切った室内
  • エアコンがない
  • 熱波の到来

からだ

  • 高齢者、乳幼児
  • 持病(心臓病、糖尿病など)
  • 低栄養状態
  • 脱水状態
  • 体調不良(二日酔い、寝不足など)

行動

  • 激しい運動
  • なれない運動
  • 長時間の屋外作業
  • 水分補給がしにくい

「変わり目脱水」に注意!

季節の変わり目

ゴールデンウィーク明けの急に気温が上昇した日や、梅雨時期の湿度の高い日は、暑さにからだが慣れておらず、熱中症のリスクが高まります。

生活の変わり目

新入生や新入社員は、慣れない活動や作業で無理をしやすく、熱中症になるリスクが高くなります。周囲の人は気にかけ、無理なく行動できる環境、雰囲気を作るように心がけましょう。

暑さ指数(WBGT)を参考にしましょう

暑さ指数(WBGT)とは

単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。
暑さ指数(WBGT)は、人体の熱収支に与える影響の大きい(1)湿度、(2)日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、(3)気温の3つを取り入れた指標です。労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。

暑さ指数に応じた注意事項等

暑さ指数
(WBGT)

注意すべき生活活動の目安

日常生活における注意事項

熱中症予防運動指針

危険
31以上
すべての生活活動でおこる危険性
  • 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
  • 外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
運動は原則中止
  • 特別の場合以外は運動を中止する。
  • 特に子どもの場合は中止する。
厳重警戒
28以上
31未満
すべての生活活動でおこる危険性 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 厳重警戒
  • 激しい運動や持久走は避ける。
  • 積極的に休息をとり、水分塩分補給。体力のない者、暑さになれていない者は運動中止。
警戒
25以上
28未満
中等度以上の生活活動でおこる危険性 運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 警戒
  • 積極的に休息をとり、水分塩分補給。
  • 激しい運動では、30分おきくらいに休息。
注意
25未満
強い生活活動でおこる危険性 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 注意
  • 死亡事故が発生する可能性がある。
  • 熱中症の兆候に注意。運動の合間に水分塩分補給。

熱中症環境保健マニュアル2022より抜粋

環境省熱中症予防情報サイトにて、暑さ指数(WBGT)を公表しています。これらの情報を随時確認し、熱中症予防の参考にしましょう。

熱中症の症状と重症度

分類 症状
初期症状
  • めまい、立ちくらみがある
  • 手足がしびれる
  • 筋肉のこむら返りがある(痛い)
  • 気分が悪い、ぼーっとする
重症になる手前
  • 頭がガンガンする(頭痛)
  • 吐き気がする、吐く
  • 体がだるい(倦怠感)
  • 意識が何となくおかしい
危険な状態
  • 意識がない
  • 体がひきつる(けいれん)
  • 呼びかけに対し返事が遅い
  • まっすぐに歩けない、走れない
  • 体が熱い

熱中症は予防できます!

熱中症は予防方法を知っていれば防ぐことができます。

予防のポイント

暑さを避けましょう

  • 感染予防のため、換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、室温が28℃を超えないよう。エアコンの設定をこまめに調整しましょう。(エアコンの設定温度を28℃にすると、換気等により室温が28℃を超える可能性が高いため)
  • 暑い日や時間帯は無理をせず、涼しい服装にしましょう。

暑さに備えた身体作りをしましょう

  • 暑くなる季節より前から、適度な運動等で汗をかき、暑さに慣れましょう。
  • 水分補給を忘れずに、無理のない範囲で行いましょう。

のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をしましょう

  • のどが渇く前に、こまめに水分補給しましょう。(1日あたり1.2リットルを目安に)
  • 大量に汗をかいた時は、塩分も忘れずに補給しましょう。

日頃から健康管理をしましょう。

  • 日頃から体温測定や健康チェックをしましょう。
  • 体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養しましょう。

周りの人にも気を配りましょう

声をかけ合い、みんなで熱中症を予防しましょう。

少しでも「おかしい」と思ったら病院へ行きましょう

熱中症は静かに、時に急激に進行します。少しでも異変を感じたら、我慢せず医療機関を受診しましょう。

高齢者の方はご注意を!

昨年の熱中症による救急搬送者(川越市内)は、高齢者が半数以上を占めています。高齢者は特に注意をしましょう。

熱中症かも!と思った時の応急処置方法

1.涼しい場所への移動

風通しの日陰や、できればクーラーのきいている室内へ避難させましょう。

2.身体を冷やす

衣服を脱がせて、水をかけ、うちわなどであおいで身体を冷やしましょう。保冷剤などがあれば、首、脇の下、足の付け根(股関節部)に当てて冷やすことも有効です。

イラスト:冷やす部位 くび、わき、またの図示

3.水分・塩分の補給

大量に発汗があった場合は、汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液やスポーツドリンクなどを飲ませましょう。ただし、水分補給は意識がはっきりしている場合のみです。

4.医療機関へ運ぶ

自力で水分の摂取ができないときは、緊急で医療機関に搬送することが最優先の対処法です。

イラスト:応急処置方法フローチャート

対象者別チラシ・ポスター等ダウンロード(健康づくり支援課作成)

外国語版リーフレット(厚生労働省作成)

熱中症普及啓発資料(国作成)

外部リンク

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