更新日:2024年8月18日
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休館日について
日本盆栽協会川越支部が、毎週土曜日・日曜日に盆栽の展示を行っています。
もみじ(獅子頭)
やぶこうじ
盆栽の展示作品(令和5年10月11月)(PDF:219KB)
毎週土曜日と日曜日に、ガイドが皆様と一緒に施設をまわり、魅力をご案内します。
開催時間:午前11時、正午、午後1時、午後2時
所要時間:各回30分程度
人数:先着10名
入場料のみでご利用頂けます。
旧山崎家別邸の管理棟で、以下の物品を販売しています。
図録「建築家保岡勝也の軌跡と川越」(A4/カラー/80ページ/平成24年発行)・・・1部700円
旧山崎家別邸クリアファイル(A4サイズ/平成24年発行)・・・1枚200円
川越市文化財散策マップ・・・1部200円
旧山崎家別邸調査報告書(A4/口絵カラー/166ページ/平成19年発行)・・・1部1500円
建築家保岡勝也の軌跡と川越及びクリアファイル
文化財散策マップ及び旧山崎家別邸調査報告書
旧山崎家別邸は、平成12年に主屋・茶室・腰掛待合が市指定有形文化財となり、平成18年に建物部分が市へ寄贈されました。平成23年2月には、庭園が国登録記念物(名勝地)に登録されました。
また、令和元年9月30日に母屋が国重要文化財(建造物)に指定されました。(茶室・腰掛待合は附指定)
旧山崎家別邸の庭園は、和館、洋館の建築とともに、保岡勝也が設計した茶室を含む和風庭園の事例として価値があると認められ、「造園文化の発展に寄与しているもの」として高く評価されています。
開館時間 | 午前9時30分から午後6時30分、入館は午後6時まで(4月から9月) |
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休館日 | 第1・3水曜日(休日の場合、その翌日が休館日) |
入場料 | 一般個人100円(20名以上の団体の場合1人あたり80円) |
アクセス | 西武新宿線「本川越駅」より徒歩15分 |
母屋2階は非公開です。
当施設は国指定重要文化財です。
汚損、または損傷しないよう母屋内の壁や扉、展示品などお手を触れないようお願い致します。
玄関部分
旧山崎家別邸は、川越の老舗菓子屋「亀屋」の五代目である山崎嘉七氏の隠居所として建てられました。山崎家は、信州高井郡下笠原村(現在の長野県中野市)出身の初代嘉七氏が安永元年(1772年)ごろに川越に来て上菓子製造業の亀屋清右衛門のもとで修行し、天明3年(1783年)に「亀屋」の暖簾を許され創業したと伝わっています。
四代目嘉七氏は、明治11年(1878年)第八十五国立銀行の創立に関わり、当時の川越経済界を主導する存在でした。
住所:川越市松江町2丁目7番地8
庭から見た和室
旧山崎家別邸の設計は、保岡勝也が行いました。保岡勝也は、東京帝国大学で辰野金吾(日本銀行本店・東京駅を設計)に師事し、建築学を学びました。卒業後、現在の三菱地所に勤めましたが、中小住宅に関心を持ち、三菱地所を退社し、住宅や数寄屋設計者として活躍しました。
大正7年(1918年)には、第八十五銀行本店(現在の登録有形文化財である埼玉りそな銀行川越支店)を手がけました。当時、五代目嘉七氏が第八十五銀行の副頭取を務めていたこともあり、保岡勝也の実力を認めた上で自身の別邸設計を依頼したのではないかと考えられます。
五代目である山崎嘉七氏の隠居所として建築された別邸ですが、陸軍大演習などで川越付近に訪れた皇族方がご宿泊されることもありました。現在の庭には、昭和4年に川越へ訪れた李王垠(りおうぎん)殿下のお手植えの松が残されています。
蹲踞
枯山水
お手植えの松
旧山崎家別邸の敷地面積は、約2,300平方メートル、延べ床面積250平方メートルあります。母屋の南側には、広々とした庭園が広がり、庭の東側に有楽如庵の写しと伝わる茶室があります。
母屋は、木造モルタル仕上げ洋風屋根葺の洋館で和室棟にしっくりと溶け合うデザインとなっています。
洋館の1階は吹付モルタル塗り、2階は細い横目地の磨き壁といった、すっきりとした仕上げがされています。壁にはステンドグラスが2面配置されています。アールヌーボーの甘さを残すデザインで色ガラスが織りなす絵模様、特に泰山木の花の白さと鳥の赤い冠羽が印象的です。下部のステンドグラスはさらに細かい意匠で水辺の植物を表しています。
数寄屋造りの和室は、客室と居間に良材が使用され、主な柱は全て磨き丸太が使用されています。和室棟の東側端には児童室が配置されています。
設計者である保岡勝也は、「茶室と茶庭」を出版するほど和風庭園に造詣が深く、山崎家別邸の庭園設計でもその知識を発揮しています。和室の廊下から見渡すと、なだらかな高低差のある庭が広がり、石灯篭がアクセントとなって、木立の先に建つ茶室が風情を添えています。
茶室
階段部分にあるステンドグラス
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