経済産業省から「SDGs経営ガイド」が発行されました
最終更新日:2019年7月18日
企業経営において、「持続可能な開発目標(SDGs)」をいかに経営に取り込み、「ESG投資」を呼び込んでいくかは、持続的な企業価値の向上の観点から重要な要素となっています。
経済産業省では、事業者の皆さんが「SDGs」を経営に取り入れるための羅針盤として、「SDGs経営ガイド」を作成しました。
「持続可能な開発目標(SDGs)」とは?
「持続可能な開発目標"Sustainable_Development_Goals"(SDGs:エスディージーズと読みます。)」は、気候変動や生物多様性の損失、貧困や格差、紛争や人権侵害など、世界的な課題を解決に導き、より良い未来を目指すために世界が合意した目標です。
SDGsについて、詳しくはこちらのページをご覧ください。
「ESG投資」とは?
環境(Envioronment)、社会(Social)、企業統治(Governance)に配慮している企業を重視・選別して行う投資のこと。
市場規模は年々拡大しており、NPO法人日本サステナブル投資フォーラムによると、2017年の日本のESG投資の総額は約136兆円で前年の2.4倍に急増。世界全体では、約2,500兆円で、世界の投資の4分の1を占めるまでに膨らんでいます。
「SDGs経営ガイド」の内容は?
経済産業省では、2018年11月に「SDGs経営/ESG投資研究会」を立ち上げ、委員である日本を代表する大企業・ベンチャー企業のCEO、投資家、大学の長に加え、ゲストとして国際機関の長らの参加も得ながら、6回にわたり議論を深めてきました。
研究会での議論をもとに、企業がいかに「SDGs経営」に取り組むべきか、投資家はどのような視座でそのような取組を評価するのか等をまとめた資料になっています。
「SDGs経営ガイド」のダウンロードはこちら
経済産業省ホームページ「SDGs経営ガイド」を取りまとめました(外部サイト)
SDGsの企業行動指針「SDG_Compass」
「SDG_Compass」は、GRI(グローバル・レポーティング・イニシアティブ)、国連グローバル・コンパクトおよびWBCSD(持続可能な発展のための世界経済人会議)の3団体共同で作成され、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)と公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)により日本語版に翻訳された指針です。
「SDG_Comapass」は、企業がいかにしてSDGsを経営戦略と整合させ、SDGsへの貢献度を測定し管理していくかに関し、指針を提供することを目的に作成されました。
「SDG_Comapass」では、企業にとってなぜSDGsが重要なのかなどを解説するとともに、経営にSDGsを取り入れるため、以下の5つのステップを示しています。
(ステップ1)SDGsを理解する
(ステップ2)優先課題を決定する
(ステップ3)目標を設定する
(ステップ4)経営へ統合する
(ステップ5)報告とコミュニケーションを行う
「SDGs経営ガイド」は「SDG_Compass」の5つのステップを進めるうえでも参考になる資料になっています。
「SDG_Compass」のダウンロードはこちら
SDG Compass(SDGsの企業行動指針)(PDF:6,201KB)
グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)(外部サイト)
環境省発行の「SDGs活用ガイド」
環境省でも、事業者の皆さんが、SDGsに取り組む意義や具体的な取組の進め方などを示した「持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド」を発行しています。
詳しくは、下記のページをご覧ください。
「持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド」が発行されました
関連情報
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お問い合わせ
環境部 環境政策課 地球温暖化対策担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-5866(直通)
ファクス:049-225-9800