高階のまちづくりに向けて アンケート結果報告
最終更新日:2015年1月3日
平成21年5月19日から8日間にわたり、土地区画整理事業に代わる「新たなまちづくり手法」をご提案する説明会を開催し、多くの地権者の方に足を運んでいただきました。また、開催後には今回の提案や今後の進め方についてのアンケート調査も実施いたしました。
ここでは、アンケートの結果のご報告と共に、いただいたご意見を踏まえた今後のまちづくりの進め方について、お知らせいたします。
アンケート結果のご報告
回収率は、地権者数の40%と非常に高く、657名の皆様から回答をいただきました。お忙しい中、アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。
実施状況 配布数=1,636通、 回収数=657通、回収率40%
※配布数は、1世帯に1通のため、権利者数と異なります。
<アンケート結果>
居住年数
「20年以上」居住されている方が半数 次いで、「10年未満(27%)」、「10年以上20年未満(15%)」。
新河岸駅の利用頻度
「よく利用する」方が65% 次いで「たまに利用する(24%)」、「ほとんど利用しない(6%)」。
質問1 現在の住環境(土地利用)に満足されていますか?
現在の住環境(土地利用)の満足度
満足度は低い
「あまり満足でない」、「満足でない」を合わせると43%
現在の住環境(土地利用)の満足度については、「満足(11%)」、「だいたい満足(17%)」に対し、「あまり満足でない(21%)」、「満足でない(22%)」と多く、満足度の低さを再確認いたしました。
質問2 高階土地区画整理事業についてご存知ですか?
高階土地区画整理事業の認知度
「知っている」という方が61%
一方、「なんとなく知っている」、「知らない」という方も多い
高階土地区画整理事業の認知度については、「知っている」という方が61%と多かったです。
一方で、「なんとなく知っている(35%)」、「知らない(4%)」と答えた方も多く、今後もしっかりとした情報提供の必要性を確認いたしました。
質問3 現在、高階土地区画整理事業内の建物は、2階建てまでの建築制限が掛かっていることをご存知ですか?
現在の2階建てまでの建築制限の認知度
「知っている」という方が63%と多い一方で、「なんとなく知っている」、「知らなかった」という方も多い
現在、高階土地区画整理事業内の建物は、将来の円滑な事業の推進のため、2階建てまでの建築制限が掛かっています。
この建築制限について「知っている」という方が63%と多い一方、「なんとなく知っている(19%)」、「知らなかった(18%)」も多く、引き続きの情報提供が大切であることを確認いたしました。
質問4 今回の提案について、同封の「土地区画整理事業に代わる新たなまちづくり手法の提案」をご覧いただき、回答お願いします。
今後のまちづくりの進め方
「新たなまちづくり手法」により実施し、できるところからまちづくりの課題の解消を目指すべきという方が77%と多数
今後のまちづくりの進め方については、今回の説明会やアンケートで提案した「新たなまちづくり手法」で進めるべきという方が77%と圧倒的に多く、「土地区画整理事業」で進めるべきという方は4%でした。
質問5 道路整備以外にまちづくりを行う上で、この地区に必要だと思うルールについて伺います(複数回答可)
地区に必要な「まちづくりルール」
「隅切の設置」、「高さ制限」、「性風俗の規制」についてまちづくりルールの必要性を求める声が特に多い
地区に必要な「まちづくりルール」の質問で特に回答が多かったのは、「交差点に隅切りを設ける(412件)」、「性風俗営業店舗を規制する(397件)」、「ある程度の高さ制限をする(391件)」でした。
ついで、「電柱を民地内に移設する(283件)」、「敷地の道路側に生垣や緑地を設ける(199件)」、「災害に強いまちにするために、隣地から壁面の位置を後退する(158件)」、「ゆとりある住環境にするため、敷地面積の最低限度を決める(135件)」でした。
質問6 この地区に新たに必要だと思う公共施設は何だと思いますか(複数回答可)
地区に必要な「公共施設」
「歩道のある道路」、「雨水対策」、「公園」が多い
この地区に必要な「公共施設」についての質問では、「歩道のある道路(469件)」、「雨水対策(376件)」、「公園(239件)」と現状のまちづくりの課題を反映したご意見をいただきました。
質問7 今後の事業の進め方として、これまでの皆様との検討やアンケート調査を踏まえて、市が具体案を提案していく方法でよいですか
川越市から具体案を示す進め方について
「賛成」が64%と多かった
今後の検討の進め方については、これまでの皆様との検討や今回のアンケート調査を踏まえて、川越市から具体案を提案していくことを考えています。この進め方については「賛成(64%)」という声が多くあがりました。一方、「住民主体で具体案を検討すべき(18%)」という声もありましたので、市から提案する形をとる際も十分に地権者の皆様のご意向を伺う場を設けながら進めたいと考えております。
説明会、アンケートの結果を受けて、
川越市は「新たなまちづくり手法」によるまちづくりの検討を進めます
多くの出席や回答をいただいた今回の説明会、アンケートでは「新たなまちづくり手法で進めてほしい」、「市からわかりやすい具体案を提案してほしい」というご意見を多数いただきました。
この結果を受けて、市としては「新たなまちづくり手法」を用いた高階事業区域内のまちづくりの検討を進めてまいります。今後、関係部課や埼玉県と事業の進め方について協議調整し、わかりやすい具体案を作成します。どうぞ、よろしくお願いします。
お問い合わせ
都市計画部 新河岸駅周辺地区整備事務所 まちづくり推進担当
〒350-1133 川越市砂77番地1
電話番号:049-244-5588(直通)
ファクス:049-247-6448