有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)について
最終更新日:2024年11月29日
PFOS及びPFOAの性状等
PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)は、半導体用反射防止剤、金属メッキ処理剤、泡消火剤などに、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤などに使われてきましたが、近年、環境中で分解されにくく、高い蓄積性があることから、国内において、製造・輸入等が原則禁止となっています。
PFOS及びPFOAの暫定指針値
公共用水域及び地下水について、PFOS及びPFOAの環境基準は設定されていません。暫定指針値として、1リットル当たり50ナノグラム(PFOS及びPFOAの合算値:50ng/L)が設定されています。ナノグラム(ng)は、10億分の1グラムの質量になります。
市内の調査結果
川越市で実施したPFOS及びPFOAの調査結果は以下のとおりです。(単位:ng/L)
調査地点の詳細はダウンロードからご覧ください。
調査年月 | 調査地点(河川水) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
入間川 | 新河岸川 | 不老川 | 不老川市境 | 久保川 | 久保川市境 | |
R3.8 | 12 | 29 | 60 | ー | ー | ー |
R4.8 | 10 | 34 | 110 | ー | ー | ー |
R5.9 | 9.0 | 24 | 13 | 10 | 72 | 78 |
R5.12 | ー | ー | 15 | 9.1 | ー | 8.1 |
R6.1 | ー | ー | ー | ー | ー | 9.4 |
R6.6 | ー | ー | ー | ー | ー | 140 |
R6.7 | 10 | 25 | 38 | 14 | ー | 91 |
R6.10 | ー | ー | ー | ー | ー | 130 |
調査年月 | 南大塚地区 | 今福地区 | 砂新田地区 | 南大塚地区 | 鯨井地区 |
---|---|---|---|---|---|
R5.10 | 6.0 | 48 | 24 | ー | ー |
R6.10 | 7.8 | 76 | 24 | 2.2 | 17 |
今後の対応
令和3年度と令和4年度における調査の結果、不老川の不老橋(岸町2丁目)で暫定指針値を超過しました。
そのため、令和5年9月に調査地点を増やし、河川6地点、地下水3地点で調査を実施した結果、不老川の支流である久保川の久保川橋(岸町3丁目)と久保川上流の市境(南大塚3丁目)で暫定指針値を超過したことから、埼玉県に対し、上流域の調査について要望し、現在、関係機関と連携して調査を行っています。
今回の調査(令和6年10月)の結果、久保川(市境)及び市境の地下水(今福地区)において暫定指針値を超過しましたが、前回の調査と同様に、上流からの流入が原因であると推測されるため、引き続き、関係機関と連携し、継続監視していきます。また、関係機関に原因究明を進めるよう引き続き要望していきます。
PFOS、PFOAに関するQ&A集について
環境省が設置したPFASに対する総合戦略検討専門家会議の監修の下で「PFOS、PFOAに関するQ&A集」が作成されています。Q&A集については、リンクページから閲覧できます。
川越市の水道水における有機フッ素化合物の検査結果
川越市上下水道局では水道水の有機フッ素化合物を検査しており、安全な水道水をお届けしています。検査結果については、リンクページから閲覧できます。
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お問い合わせ
環境部 環境対策課 水質・土壌担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
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