摂食障害について
最終更新日:2022年6月8日
摂食障害
食事の量や食べ方など、食事に関連した行動の異常が続き、体重や体型のとらえ方などを中心に、心と体の両方に影響が及ぶ病気をまとめて摂食障害と呼びます。
摂食障害では、必要な量の食事を食べられない、自分ではコントロールできずに食べ過ぎる、いったん飲み込んだ食べ物を意図的に吐いてしまうなど、患者さんによってさまざまな症状があります。
摂食障害は10代から20代の若者がかかることが多く、女性の割合が高いのですが、年令、性別、社会的、文化的背景を問わず誰でもかかりうる病気です。
摂食障害にかかると、心身の成長・発達と健康、人との関係、日常生活や、学業、職業などの社会生活に深刻な影響をあたえます。やせや栄養障害、嘔吐などの症状によって、身体の合併症を来し、時には生命の危険がある場合もあります。また、別の精神疾患をともなうこともあります。
摂食障害の影響が大きく、長くならないうちに、摂食障害のサインや症状に気づいたら、できるだけ早く専門機関に相談して治療を受けることが大切です。
摂食障害のサイン・症状
食べることに関する症状
- 絶食する、食事の量やカロリーを制限する、食べることが難しい、食欲がない
体重や体形、食事への不安
- 体重や体形への不満がある
- 周囲からはひどくやせていると言われるが、自分では、ちょうどいい、あるいは太っていると感じる
- 強いやせ願望、あるいは体重が増えることへの恐怖がある
- 食べ物のことが頭から離れない
こころの症状
- 自尊心が低い
- 精神的な苦痛がある
- 抑うつ気分/不安/気分の変化が大きい
- 性欲が低下している
- 周りの人は心配するが、自分が病気とは思っていない
- 周囲や社会から孤立している
からだの症状
- 疲れやすい、寒がり、胃もたれ、便秘、むくみやすい等
- 極端な体重の増加や、減少がある
- 月経が止まる、不規則になる
- 睡眠の障害がある
相談窓口について
川越市保健所 保健予防課 精神保健担当
電話:049-227-5102
保健所には守秘義務があります。相談者のプライバシーは保護されます。
埼玉県立精神保健福祉センター
電話:048-723-1111(代表)
<関連リンク>
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お問い合わせ
保健医療部 保健予防課 精神保健担当(川越市保健所内)
〒350-1104 川越市小ケ谷817番地1
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ファクス:049-227-5108