更新日:2020年9月1日
環境省は、平成30年6月に、企業の皆さんが、「持続可能な開発目標(SDGs)」に取り組む意義や具体的な取組の進め方などを示した「持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド」を発行しました。令和2年3月に、その「第2版」を発行しました。
「持続可能な開発目標"Sustainable_Development_Goals"(SDGs:エスディージーズと読みます。)」は、2015年9月25日の「国連持続可能な開発サミット」で採択され、2016年1月1日に発効された国際社会共通の目標です。
SDGsは、気候変動や経済、貧困、教育など社会が抱える問題を解決し、世界全体で2030年を目指して明るい未来を作るための17のゴール(目標)と169のターゲット(取組・手段)で構成されています。
SDGsの根幹にある「持続可能な開発」とは、「将来世代のニーズを損なわずに、現代世代のニーズを満たす開発」のことを言います。
SDGsには、あらゆる分野における社会の課題と長期的な視点でのニーズが詰まっています。
SDGsの達成には、企業の皆さんの積極的な関与が求められています。
SDGs17の目標と169のターゲット一覧(PDF:611KB)
企業イメージの向上
SDGsへの取組が、企業の社会的信頼の向上、CSR(「企業の社会的責任」。企業が社会に与える影響について責任を持ち、社会の持続的発展に貢献していこうとする取組。Corporate_Social_Responsibilityの略語。)活動につながります。
社会の課題への対応
経営リスク(ニーズの変化、企業イメージの低下など)の回避、CSV(「共通価値の創造」。企業活動を通じた社会の課題解決をめざし、社会価値と企業価値の向上の両立を図ろうとする取組。Creating_Shared_Valueの略語。)活動につながります。
生存戦略になる
ステークホルダー(顧客、取引先、投資家、従業員、地域など)のニーズの変化にも対応できます。(今後、SDGsへの取組が取引条件、投資の判断条件になる可能性が高まっています。)
新たな事業機会の創出
新たな取引先や事業パートナーの獲得、新規事業の創出などにつながります。
「SDGsって何?自分の会社と関係あるの?」「SDGsって気になるけど、具体的に何をすればいいの?大変じゃないの?」といった声に応えるため、企業を取り巻く社会の変化やSDGsを巡る国内外の動向を紹介するとともに、SDGsを企業活動に取り入れるための具体的なステップ、企業での取組事例などを紹介しています。
「第2版」では、SDGsを取り巻く国内外の情勢の変化や進展を反映するとともに、第五次環境基本計画(平成30年4月閣議決定)で提唱した「地域循環共生圏(ローカルSDGs)」や「ESG地域金融」などの関連情報をより詳細に記載しました。
さらに、ケーススタディ事例を更新し、優良事例、参考となるガイドライン・ツール・各種支援制度などを新たに追加しています。
なお、本ガイドは、環境保全の関連の深いゴールや取組を中心とした内容になっています。
SDGs活用ガイド【第2版】(概要版)(PDF:1,721KB)
SDGs活用ガイド【第2版】(本編)(PDF:8,335KB)
SDGs活用ガイド【第2版】(資料編)(PDF:44,017KB)
エコアクション21は、企業のさらなる成長を促進・支援することで、持続可能な経済社会の構築を目指すことを使命として、環境省が策定した認証・登録制度です。
エコアクション21の取組は、SDGsへの取組と軌を一にする部分が多くあります。
また、自社のSDGsへの取組を情報発信するツールとしても有効です。
川越市では、エコアクション21の認証取得を推進しています。
認証取得についても、ぜひご検討ください。
エコアクション21では、省エネルギー、省資源、節水に取り組みます
エコアクション21では、経営力の向上(企業の持続的な発展)に取り組みます
エコアクション21では、持続可能な生産と消費のパターンの確保に向けた取組を行います
エコアクション21全般の取組が、環境負荷の削減につながります
(取組例)
エコアクション21について詳しくは、こちらのページを御覧ください。
経済産業省でも、事業者の皆さんが、SDGsを経営に取り入れるための羅針盤として、「SDGs経営ガイド」を発行しています。
詳しくは、下記のページをご覧ください。
環境部 環境政策課 地球温暖化対策担当
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