川越市

ハチの巣を見つけたら

更新日:2023年8月1日

ハチは、庭木や家の軒下等の開放空間、屋根裏や壁の中等の閉鎖空間に営巣します。

1.ハチの種類の見分け方

ハチは、種類によって攻撃性や毒性等に違いがあり、対応方法も違ってきます。まずは、巣の形からハチの種類を特定しましょう。(下記を参照してもハチの種類が特定出来ない場合には食品・環境衛生課(電話:049-227-5103)までお問い合わせください。)

スズメバチの初期の巣

【スズメバチの初期の巣】4月から初夏頃に見かけるもので、球形に長い筒状の出入口が付いた一輪挿しのような形が特徴です。この時期は女王バチ一匹で活動しているので、巣が生活に支障のある場所で駆除が必要なのであればこの時期に行うと良いでしょう。毒性の強いハチなので、業者に駆除依頼をすることをお勧めします。

スズメバチの中後期の巣の写真

【スズメバチの中後期の巣】夏から初冬頃に見かけるもので、球形または楕円形で縞模様を呈し、出入り口が1箇所なのが大きな特徴です。スズメバチは攻撃性も毒性も強く、加えてこの時期は多くの働き蜂が活動しているため、個人で駆除するのは非常に危険です。業者に駆除依頼してください。

オオスズメバチの巣の写真

【オオスズメバチの巣】5月から初冬頃に見かけるもので、木の洞、木の根等を利用した土中の閉鎖空間に営巣するのが特徴です。オオスズメバチはハチの中で一番攻撃性が強いので、発見した場合には巣から静かに且つ速やかに離れるなどの注意が必要です。また巣を探す事は困難で、個人で駆除するのは非常に危険です。業者に駆除依頼してください。

アシナガバチの巣の写真

【アシナガバチの巣】ジョウロの先端の部分がシャワーの先のような形で下から巣を見上げるとたくさんの巣穴が見えるのが特徴です。アシナガバチは基本おとなしいハチなので直接刺激でもしない限り人を刺したりはしません。なお、アシナガバチについては、注意事項を守れば個人でも安全に駆除することができます。

ミツバチの分蜂の写真

【ミツバチの分蜂】春から夏頃にかけて木の枝や軒下等に小さい無数のハチがびっしりと固まっていて、巣が見えないようなものはミツバチの分蜂(巣別れ)です。これは、主に4から6月頃の新女王蜂が誕生した時に、今までの女王バチと働きハチが古い巣を譲り渡し、新しい巣を作る場所を探して移動している状況のことです。あまりのハチの多さに恐怖を感じるかもしれませんが、この状態の時のハチは大変おとなしく、直接刺激でもしない限り人を刺したりはしません。早ければ数時間、長くても3から4日程度で移動しますので、そっとしておいてあげましょう。(どうしても駆除したい場合は食品・環境衛生課(電話:049-227-5103)までご相談ください。)

2.ハチの巣の駆除の必要性について

ハチは毒を持った虫ですが、花粉を媒介する、害虫等の虫を捕食するといった自然界で重要な役割を持っています。ハチが人を刺すのは、巣が危険にさらされたとハチが判断した場合と、ハチに触れる等して直接刺激した場合だけです。(通常、巣から離れて飛んでいるハチは人を刺しません。)また、ミツバチ以外のハチの巣は、1年限りの使用で冬にはいなくなり、翌年ハチが再びその巣を使うことはありません。もし、巣の出来た場所が生活に支障が無く、ハチを刺激する可能性が低い所であれば、そっとしておいてあげましょう。

3.業者による駆除料金について

ハチの巣の駆除料金は専門業者それぞれが独自に定めているので、業者毎に異なります。加えてハチの種類、巣の大きさ、巣の出来た場所によっても駆除料金が大きく異なります。専門業者に駆除を依頼する場合は、事前に複数の業者から電話等で見積もり(概算)をとって比較検討してから依頼することをお勧めします。(駆除業者がわからない場合は、駆除業者一覧を参考にしてください。)

(注意)これまで実施しておりました「スズメバチの巣の除去補助金事業」は平成24年度から廃止となりました。

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お問い合わせ

保健医療部 食品・環境衛生課 環境衛生担当(川越市保健所内)
〒350-1104 川越市小ケ谷817番地1
電話番号:049-227-5103(直通)
ファクス:049-224-2261
E-Mail:このページの作成担当にメールを送る

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