更新日:2024年4月23日
エイズ(AIDS)とはヒト免疫不全ウイルス(HIV)によって、体の免疫が破壊され、普段なら自分の力で抑えることのできる病気を発症することを言います。
2022年の新規報告数は、HIV感染者632件、エイズ患者252件です。
1985年から2022年の累積報告数(凝固因子製剤による感染例を除く)は、HIV感染者23,863件、エイズ患者10,558件となっています。
感染経路としては、性的接触が中心で、その多くが男性同性間の性的接触によるものです。
HIVに感染してもすぐエイズになる(発症する)わけではありません。感染後平均10年間で約半数の人が発症すると言われています。
感染すると、2週間から8週間後に風邪に似た症状(発熱・頭痛・のどの腫れ等)が出る人がいますが、出ない人もいます。また、その後は無症状で経過する場合が多いため、気がつかないまま感染を広げてしまっていることもあります。症状がなくても感染させる可能性があるため、十分に気をつける必要があります。
※握手や会話、咳やくしゃみ、一緒の食器で食べる、コップの回し飲み、公園の水飲み場やプール等で感染することはありません。
HIVウイルス感染の有無は血液検査でわかります。保健所では無料で検査が受けられます。
ただし、HIV抗体ができるまでに6週間から8週間かかりますので、感染の心配があってから3か月以上おいてから検査を受けてください。
現在、からだの中のHIVを完全にとりのぞく治療法はありませんが、治療方法は日々進歩しています。
HIVに感染しても、感染を早く知り、治療を早期に始め、継続することにより、エイズの発症を防いで、感染していない人と同じくらい長く、健康的な社会生活を送ることができるようになっています。
また、治療を継続して体内のウイルス量が大きく減少すれば、HIVに感染している人から他の人への感染リスクをゼロに近いレベルまで下げられることも確認されています。
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