12月11日14時05分の分析結果報告（速報）では、麦生川（古谷樋管）、八幡川（麦生橋）及び鴨田農業集落排水処理施設（最終槽）で採水した検体から検出したジクロロメタンの濃度は次のとおりです。

(1)麦生川:古谷樋管:濃度0.004mg/L（採水日時12月11日9時20分）
(2)八幡川:麦生橋:濃度0.036mg/L（採水日時12月11日9時33分）
(3)鴨田農業集落排水処理施設（最終槽）:濃度0.17mg/L（採水日時12月11日9時53分）
※(1)、(2)については、環境基準0.02mg/L。
※(3)については、排水基準0.2mg/L。

鴨田農業集落排水処理施設からの排水は、排水基準値以内となっております。
なお、同施設につきましては、引き続き、施設の機能正常化に向け努めると共に、河川のモニタリング調査につきましても、継続して実施してまいります。
また、昨日から、国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事務所にご支援、ご協力いただいておりました汚泥貯留槽内の汚染された汚泥の搬出は、本日、予定数量分を終了いたしました。

環境基準:人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準。
排水基準:基本的には水質汚濁に係る環境基準を達成するために、発生源（事業所）の排水を規制することを目的に設定されています。
ジクロロメタン（塩化メチレン）:メタンや塩化メチルを原料として製造される有機塩素系溶剤の一種であり、常温では無色透明の液体で、金属食器、金属加工部品等の金属製品を製造する際の洗浄脱脂剤のほか、エアロゾルの噴射剤などとして用いられます。通常、家庭用の洗剤や農薬等には含まれておりません。