更新日:2018年3月12日
2018年1月20日(土曜)から3月11日(日曜)
《春告鳥》 昭和7年(1932)頃 絹本着色 個人蔵
当館の開館15周年を記念し、川越ならではの特色のある展示を試みる〈小江戸文化シリーズ〉の第四弾として、川越に生まれ、装釘・舞台装置・挿絵など多分野で才能を発揮した小村雪岱(1887-1940)の展覧会を開催いたします。
荒木寛畝塾や東京美術学校(現・東京藝術大学)で日本画の基礎を学んだ雪岱は、当初は主に本の装釘や舞台装置の世界で活躍していました。そんな雪岱を一躍有名にした決定的な仕事が、昭和8年(1933)に朝日新聞に連載された邦枝完二作「おせん」の挿絵でした。以降、挿絵画家としても人気を得た雪岱は、多忙を極めながらも数々の名作を生み出しました。
華奢な人物像、極細の線による無駄のない描写、余白を生かした画面構成、そして挿絵における白黒二階調の明快な配色は、雪岱画の特徴であり、大きな魅力です。本展では、多岐にわたる雪岱の画業からとりわけ挿絵の仕事と、その中で育まれた「雪岱調」とよばれる独自の絵画スタイルに注目します。雪岱作品の持つ繊細なセンスや確かな描写力をお楽しみいただけましたら幸いです。
午前9時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
月曜日(ただし2月12日は開館)、2月13日(火曜)
一般 600円(480円)
大学生・高校生 300円(240円)
中学生以下 無料
( )内は20名以上の団体料金
2月17日(土曜) 午前11時~正午
2月17日(土曜) 午後1時30分から4時30分
2月25日(日曜) 午後2時から3時
3月8日(木曜) 午後2時から(30分程度)
1月28日(日曜)(手話通訳付き)、2月8日(木曜)、2月28日(水曜)
各日とも午後2時から
川越市
紋蔵庵
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