川越市

写真家が捉えた 昭和のこども(2015年度春)

更新日:2015年6月15日

写真家が捉えた 昭和のこども

土門拳《笑う子 東京・江東》

熊谷元一《コッペパンをかじる 長野・会地村》

木村伊兵衛《紙芝居 東京・月島》

(左)土門拳《おしくらまんじゅう 東京・江東》 昭和28年(1953) 
(中)熊谷元一《コッペパンをかじる 長野・会地村》 昭和28年(1953) 
(右)木村伊兵衛《紙芝居 東京・月島》 昭和29年(1954)
 

 昭和(1926-1989)の軌跡をふりかえると、日中戦争から第二次世界大戦、敗戦からの復興、経済成長とまさに疾風怒濤の時代でした。子どもたちを取り巻く環境も、これほど短期間で激変したことはなかったことでしょう。
 優れた写真家が切り取った子どもたちの姿には、時代の変容が見事に表れています。子どもの写真は、人それぞれが自らの幼い日々を重ね合わせ、記憶をよみがえらせる強いインパクトを持ち、時代を浮き彫りにするのです。無心に遊ぶ子どもたちの姿からは、どの時代でも変わらない笑顔があふれ、私たちの心を温かくしてくれます。
 本展覧会は、木村伊兵衛、土門拳ら、日本の写真史に名を残す写真家たちの作品約170点に写しだされた子どもの姿を通して、戦前から高度経済成長にかけての昭和の歩みをたどります。

緑川洋一《紙のリボン 香川・西浜港》

出品作家

木村伊兵衛、入江泰吉、熊谷元一、土門拳、植田正治、桑原甲子雄、飛彈野数右衛門、緑川洋一、濱谷浩、山端庸介、林忠彦、井上孝治、岩宮武二、芳賀日出男、長野重一、麦島勝、田沼武能、熊切圭介、齋藤康一(19名)

会期

2015年4月25日(土曜)から6月14日(日曜) まで

休館日

月曜日(5月4日は開館)、5月7日(木曜)

観覧料

一般 500円(400円)
大学生・高校生 250円(200円)
中学生以下 無料

  • ( )内は20名以上の団体料金
  • 障害者手帳をお持ちの方と付添者1名 無料
  • 「川越きものの日」にちなみ4月28日(火曜)、5月8日(金曜)・28日(木曜)に着物で来館された方は団体料金

 
(上)緑川洋一《紙のリボン 香川・西浜港》 昭和27年(1952)
(下)田沼武能《道に落書きをする子どもたち 東京・浅草》 昭和36年(1961)

関連イベント

ワークショップ「昭和の世界へ! アニメーションでタイムトリップ」

5月24日(日曜) 1回目:午前10時から正午 2回目:午後2時から4時
講師:若見ありさ さん(アニメーション作家・イラストレーター)

主催

川越市

後援

日本写真家協会、日本写真協会

企画協力

クレヴィス

お問い合わせ

川越市立美術館
〒350-0053 川越市郭町2丁目30番地1
電話番号:049-228-8080(直通)
ファクス:049-228-7870
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