第1章
最終更新日:2015年1月3日
一人ひとりが、住み慣れた地域で健康と生きがいを感じながら、安心して暮らせるまち
-保健・医療・福祉-
1)方向性
- 一人ひとりの市民が、地域でいきいきとした生活が送れるように、いつでも、どこでも、だれもが、きめの細かい保健・医療・福祉サービスが受けられるような、総合的なサービスの支援体制の構築をめざします。
- 高齢者や障害者をはじめ、だれもが住み慣れた地域で安心して生涯を送れるような、福祉サービスの推進と社会参加ができるまちづくりをめざします。
- 女性の社会進出に伴う育児に対する支援や、次代を担う子どもたちすべてがすこやかに育つためのまちづくりをめざします。
- 地域福祉を推進するため、安心して日常生活が送れるようなまちづくりや自立・互助のふれ合い社会の実現をめざします。
2)施策の展開
第1節 ふれ合い・助け合いのまちづくり
すべての市民が健康で安心して暮らすために、地域で保健や福祉活動を推進している各種団体の連携、協力を進め、地域でのふれ合い・助け合いの輪を広げていきます。
また、地域福祉の担い手づくりを進めるため、福祉についての学習機会を充実させ、ボランティア活動への参加を促進させるための積極的な広報・啓発活動を展開します。
第2節 安全な居住・生活環境の整備
障害者や高齢者に配慮した住宅の確保や改善に努めます。
また、道路や公共施設整備にあたっても障害者や高齢者が安心して利用できるように福祉のまちづくりを推進します。
第3節 保健・医療・福祉の連携とサービスの統合化
保健・医療・福祉にかかわる情報システムを導入するとともに、個々のニーズに合ったサービスが、身近なところで受けられるような、相談・援助体制を整備します。
第4節 健康づくりの推進
生涯を通じて、健康づくりを推進するため、保健所、医療機関等との連携を強化し、健康にかかわる教育、相談、診査等の保健事業を中心とした健康づくりを支援する機会を拡充し、健康に対する意識の高揚を図ります。
また、自主的な健康づくりのため市民活動を支援し、健康づくり事業を推進するための基盤整備、マンパワーの確保、システムづくりを進めます。
第5節 高齢者福祉の推進
高齢者がいきいきとした生活を送れるように、社会参加できる施策を充実します。
また、日常生活を営むうえで何か支障が生じても、安心して暮らしていけるための在宅ケア等福祉サービスの充実に努めます。
さらに、近隣住民によるふれ合い・助け合いの活動を促進し、高齢者を見守るための組織づくりを広げます。
高齢社会対策については、「川越市老人保健福祉計画」に基づき総合的な施策を展開します。
第6節 障害者福祉の推進
障害者が地域で自立した生活を送り、また「完全参加と平等」をめざすために、あらゆる社会活動に参加できる環境を整備します。また、生活の支援のため、各種援助施策を拡充するとともに、地域に密着したサービスや施設の整備と充実を図ります。
第7節 家庭・児童福祉の推進
女性の就労や社会参加と子育てとの両立を支援するため、社会システムや保育サービスを整備し、保育所を子育て支援のための施設として機能を充実させます。また、安心して子どもを生み育てるために、母子保健医療対策を充実させ、子育てのための相談、支援体制を確保し、子育て家庭の経済的負担の軽減を図ります。
第8節 青少年対策の推進
青少年の健全な育成を図り、また、社会の一員としての自覚と責任感を育てるため、家庭、学校、職場、地域社会相互の連携、指導・育成体制の充実を図り、ボランティア活動、地域社会づくりへの参加を促進します。
また、青少年が心身ともに健全に成長するよう、文化・スポーツ活動、社会参加活動を奨励するとともに、施設の整備と充実を図ります。
地域社会の変貌や家庭の養育機能の低下傾向の中で、青少年の非行を防止するため、地域ぐるみの活動を推進し、有害な社会環境の浄化に努めます。
第9節 社会保障の充実
健康でしあわせな生活を保障する基本として、保険・年金制度の適正な運用をめざします。また、低所得者の自立の促進を図るため、生活保護・援助に関する施策の充実に努めます。
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