高病原性鳥インフルエンザについて
最終更新日:2015年1月3日
Q 鳥を飼っていますが、大丈夫なのでしょうか?
A 鳥インフルエンザの感染経路には次のようなものが考えられます。
(1)鳥インフルエンザに感染した野鳥からの感染
(2)鳥インフルエンザに感染した野鳥、鳥と接触した人、物からの感染
例:鳥インフルエンザの排泄物に直接接していた人、物などからの感染
これらのことを考えれば、
自宅で愛玩用に飼育している鳥類が感染する機会は小さいと考えられます。
また、市内3箇所の養鶏場を含めた県内の養鶏場には、埼玉県が立ち入り検査等で発生がないことを確認しています。
※飼育する鳥を山に放したり、捨てたり、処分するようなことはせず、冷静に対処するようお願いします。
Q 飼い主として、どのような対応が必要でしょうか?
A まず、鳥インフルエンザがどのような病気かをよく知ることです。
(正しい知識を得ることにより対策を立て、感染を予防することを、「知るワクチン」と言います。)
鳥インフルエンザに関する情報は次のホームページで確認できます
厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1f.htm(外部サイト)
検疫所ホームページ
http://www.forth.go.jp/(外部サイト)
(鳥インフルエンザの発生国へ行かれる方や、発生国からの帰国者の方へのアドバイスを確認できます)
農林水産省ホームページ
Q 鳥の飼育に関して、どのような点に注意したらいいのでしょうか?
A 鳥インフルエンザの流行の有無にかかわらず、次の点に注意しましょう
(1)鳥を触ったら、手洗いとうがいを行う
(2)鳥かご、鳥舎の掃除をする時は、手袋やマスクを付けて行う。
(3)口移しでえさを与えるなどの過剰な接触は慎む
(4)日頃から鳥の健康状態を観察し、不安が生じたら獣医師の診断を受ける。
この他、周囲の野鳥に不審な大量死が見られないかも目安になります。
ペットからうつる病気は、鳥インフルエンザだけではなく、数多くあります。
これらの病気についても、「知るワクチン」で対応することが必要です。
人と動物の両方に感染する病気を「人獣共通感染症」といいます。
このうち動物から人に感染する病気を「動物由来感染症」といいます。
詳しいことについては
動物由来感染症を知っていますか?(厚生労働省のホームページです)
http://www.forth.go.jp/mhlw/animal/index.html(外部サイト)
を参照ください。
Q 鳥インフルエンザウイルスの人への感染について
鳥インフルエンザは、この病気にかかった鶏と接触して、羽や粉末状になったフンを大量に吸い込んだり、その鶏のフンや内臓に触れた手を介して鼻からウイルスが入るなど、人の体内に大量のウイルスが入ってしまった場合に、ごくまれにかかることがあることが知られています。
また、今年に入ってから、人が鳥インフルエンザにかかったことが確認された例は、世界的に見てもベトナムとタイで33例(3月10日現在)ありますが、これまで人から人にうつったことが確認された例はありません。
Q 野鳥が死んでいるのを見つけた場合には
野鳥の死ぬ原因は様々です。飼われている鳥と違って、えさが取れずに衰弱したり、環境の変化に耐えられずに死んでしまうこともあります。
また、野鳥は、鳥インフルエンザ以外にも様々な細菌や寄生虫を持っていたりします。野鳥が死んだ場合には、鳥インフルエンザだけではなく、こうした細菌や寄生虫が人の体に感染しないように防止することが必要です。
現況では、1羽の野鳥の死体の存在=鳥インフルエンザの発生であるとは考えにくい状況です。
死体の処理等について不安があるようならば、川越市保健所食品・環境衛生課までご連絡ください。
お問い合わせ
保健医療部 食品・環境衛生課 環境衛生担当(川越市保健所内)
〒350-1104 川越市小ケ谷817番地1
電話番号:049-227-5103(直通)
ファクス:049-224-2261
