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市指定文化財 元町二丁目井上家文書

最終更新日:2021年8月5日

名称 元町二丁目井上家文書
よみ もとまちにちょうめいのうえけもんじょ
種別 市指定文化財・古文書
員数 1,787点
所在地 元町二丁目
指定年月日 平成21年1月28日
所有者 個人
備考

 高沢町の名主を世襲した井上家は、戦国末期に丹波笹山から移住したと伝わる、川越でも最も古い由緒を持つ草分け町人の家のひとつである。代々の当主は権兵衛・勘兵衛を名乗り、高沢町の町名主を世襲するとともに、「丹波屋」の屋号で材木商を営み、近世後期には川越藩の藩財政に関与し、幕末には江戸箱崎町に出店を持ち、新河岸の舟運を支えた有力商人であった。
 井上家文書は1800点を数え、近世前期の寛永期から昭和時代までの文書がある。近世文書は、1支配、2年貢・負担、3町、4寺社、5経営、6新河岸舟運、7家に分類できる。点数が多いのは3町に係る文書で、なかでも「送り一札」と「落着一札」が多く、近世後期の川越の町の人口の動向や通婚圏を知ることができる。また、6新河岸舟運に分類される文書によると、嘉永元年(1848)に第9代の勘兵衛が、川越商人16人を代表して、江戸箱崎町に荷積屋の権利を取得し、「川越屋勘兵衛」と名乗って、江戸における商品の購入や輸送の中核になっていたことが判明し、幕末における川越商人の一面を知ることができる。
 近代文書は、1町政、2経営、3新河岸舟運、4家 に分類できる。近世史料が名主としての公的な史料が多いのに対し、近代史料は、ほとんどが井上家の経営・家についての私的な史料が多い。
 井上家文書は、近世から近代にかけて川越の町を支えてきた有力商人の動向を知ることができるだけでなく、町人社会の構造を物語る貴重な資料であり、人口構造や町人の経営の実態を窺わせ、他の川越の町方の史料にはない特色を持っている。ことに、新河岸舟運の史料は、従来の研究成果を変えるだけの内容を持ち、今後の検討が望まれる。

お問い合わせ

教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086

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