市指定文化財 旧小山家住宅(住居棟、一番蔵、二番蔵、三番蔵、便所棟、稲荷社、門及び塀)
最終更新日:2023年1月31日
住居棟
稲荷社
指定名称
旧小山家住宅(住居棟、一番蔵、二番蔵、三番蔵、便所棟、稲荷社、門及び塀)
(よみ)きゅうこやまけじゅうたく(じゅうきょとう、いちばんぐら、にばんぐら、さんばんぐら、べんじょとう、いなりしゃ、もんおよびへい)
員数
6棟4基
指定種別
市指定有形文化財・建造物
指定日・指定番号
平成27年11月20日・第236号
所在地
川越市幸町7番地9(蔵造り資料館)
文化財の概要
小山家は、煙草商を商い、明治26年(1893)3月17日の川越大火の際には、1ヶ月も経たない4月19日に上棟するという、ごく早期に復興した家である。
明治31年(1898)に煙草が国の専売が開始され、明治37年(1904)に製造販売から輸入まですべてが専売制となると「元売捌人」となった。昭和6年(1931)に1郡1営業所となった時も、指定営業所に指定されている。その後廃業し、昭和30年代には土地建物が手放された。そして、永らく空き家であったが、市民運動により保存されることとなり、昭和52年(1977)から「蔵造り資料館」として活用されてきた。
旧小山家は、土蔵群とレンガ塀、稲荷社が往事の商家の様相をよく伝えるとともに、敷地全体が一体となって防火に腐心している様子が読み取れる。また、明治の大火以前から大正時代の建築と推定される土蔵群、大火復興期から大正時代頃までのレンガ塀というように、各時代の特色を示す建造物群から構成されるとともに、川越の比較的上層の商家の様子を屋敷全体として伝えるものとして貴重である。
備考
「旧小山家住宅」は蔵造り資料館として公開されており、通りに面した店蔵と袖蔵は昭和56年に市指定文化財となっている。
お問い合わせ
教育委員会 教育総務部 文化財保護課 管理担当
〒350-8601 川越市元町1丁目3番地1
電話番号:049-224-6097(直通)
ファクス:049-224-5086
