高階南小学校　学校だより（平成28年度）

平成28年度の学校だよりです。
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（注）ホームページ掲載にあたり、写真・掲載内容を一部加工しています。

　今日は、「言葉」についてお話しします。3月は、別れの季節です。皆さんは、これから別かれようとしている友達にどのような言葉で気持ちを伝えますか。その時の言葉は、きっと「感謝」の気持ちや「さびしい」と思う心が込められているのではないでしょうか。
　皆さんが、毎日何気なく使っている言葉に、その時その時の「こころ」の様子が自然に出てきます。皆さんの使った言葉の端々から、皆さんの「こころ」の様子が見えてしまうのです。たとえば、名前を呼ばれたり、仕事を頼まれたりした時の「はい」という返事一つにしても、その時の声の様子や大きさ、回数によって、皆さんの「こころ」の様子が先生方やお父さん、お母さんには分かってしまいます。「はい」という気持ちの良い返事であれば、今日も元気だな、仕事をしてくれそうだな、と安心しますが、「はあ～い」とか「はい、はい」「はい、はい、はい」。皆さんどうですか。とても仕事などしてくれそうにありませんね。心配で、頼みたくなくなりますね。中には、仕事を頼んだとき、「はい」ではなく「はあー？」と答えた子がいました。これでは、返事にもなっていませんし、聞いていた私は、とてもいやな気分になりました。もし、友達同士で話をしているときにこんな返事をしたら、喧嘩になってしまうかもしれませんね。また、むしゃくしゃしている時やイライラしている時など、つい友達やお家の人を傷つけたり怒らせたりするような言葉を言ってしまうことはありませんか。友達を傷つけようとする言葉は「いじめ」です。絶対に言ってはいけません。
　では、自分の言葉が、気持ちよく友達や先生、家族に伝わるようにするには、どんなことに気を付けたらよいでしょう。それは、「こころ」のキャッチボールをすることです。
　相手のことを考えて、捕りやすい球を投げなければキャッチボールにはなりません。言葉も同じです。キャッチボールのように、話をしている相手が受け取りやすい、聞いていて気持ちのよい言葉であれば、話も弾み、相手の人との仲もさらによくなるでしょう。
　3月23日は卒業式、24日は修了式です。6年生はあと16日で小学校とお別れです。5年生から1年生も、あと17日で進級し、今のクラスとはお別れです。今日から言葉を大切に使って、今年1年間、お世話になった方々や、仲良くしてくれた友達に「感謝の気持ちを伝える言葉」が学校中にあふれるといいですね。
　卒業式・修了式までに、「こころ」のキャッチボールをたくさんしてくださいね。

　2月24日（金曜）、恒例の大縄大会が行われました。この日のために、冷たい北風にも負けず、毎日元気に外に飛び出して、教師も児童も一緒になって大縄跳びの記録に挑戦してきました。「いーち、にーい、さーん！」と、大きな声で数えながらクラスが一つになって跳ぶ姿に、子どもたちの一年間の成長を感じました。当日も、北風が吹き荒び、土埃が立つ寒い朝でしたが、そんなことは気にもせず、日頃の練習の成果を十分に発揮して、一生懸命大縄跳びに励んでいました。また、たくさんの保護者・地域の皆様にも応援をいただきました。ありがとうございました。今年の優勝は6年1組、最高学年としての実力を十分に発揮して、3分間で700回も跳ぶという素晴らしい記録をつくりました。第2位は624回の6年2組、第3位は601回の5年1組でした。本校の冬の、素晴らしい伝統行事となりました。