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平成28年度「教育行政方針」について

最終更新日:2016年2月23日

川越市・川越市教育委員会

本年第二回定例会の開会に当たり、平成二十八年度教育行政方針につきまして申し上げます。

我が国における社会状況は、少子高齢化の進行や、情報化、グローバル化の進展などにより大きく変化しております。
子どもたちが、変化の激しいこれからの社会を生き抜いていくため、学校・家庭・地域が連携・協力し、基礎的・基本的な知識や技能を身に付け、それらを活用する力を育成するとともに、豊かな心と健やかな体を育み、一人ひとりの生きる力を伸ばしていくことが重要であると考えます。

このような背景の下、平成二十三年二月に策定いたしました川越市教育振興基本計画に基づき、各施策を進めてまいりましたが、平成二十七年度をもって計画期間が終了することから、新たに、平成二十八年度から平成三十二年度までの五年間を計画期間とする第二次川越市教育振興基本計画を策定いたしました。

第二次川越市教育振興基本計画では、前計画の基本理念や目標等を継承し、「生きる力と学びを育む川越市の教育」を基本理念とし、「次代を担いたくましく生きる児童生徒の育成」、「ふれあいと思いやりのある地域社会の実現」、「心豊かで生きがいを持てる市民社会の実現」の三つの目標を掲げております。
川越市と川越市教育委員会では、その基本理念に沿った五つの方向性を基本方針とし、毎年度、重点施策を定め本市の教育行政を総合的かつ計画的に推進してまいります。

それでは、平成二十八年度の教育行政の重点施策の概要につきまして、第二次川越市教育振興基本計画の施策体系別に申し上げます。

はじめに、方向性一の「生きる力を育む学校教育の推進」について申し上げます。

一つ目の重点は、「確かな学力の育成」でございます。
教育委員会と市立小・中学校が目標を共有し、計画的に取り組むための「川越市小・中学生学力向上プラン」に基づき、児童生徒の学力向上を図ってまいります。
また、いじめや不登校、学力向上など各学校の課題に対応するため、本市独自のオールマイティーチャー配置事業の充実を図ってまいります。
二つ目は、「グローバル化に対応する教育の推進」でございます。
児童生徒の英語によるコミュニケーション能力を育成するため、英語指導助手(AET)の充実を図るとともに、教職員の指導力向上や指導方法の工夫改善を図り、グローバル化に対応した教育環境づくりを推進してまいります。
三つ目は、「情報教育の推進」でございます。
児童生徒がコンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段に慣れ親しみ、適切に活用する学習活動の充実を図るため、情報教育の推進に取り組むとともに、ICT環境を整備するため、タブレット型端末等の情報機器の導入や、校内無線LANの整備を計画的に進めてまいります。
四つ目は、「生徒指導の充実」でございます。
「川越市いじめの防止等のための基本的な方針」に基づき、いじめ問題に関する取組の充実を図るとともに、児童生徒へのきめ細かな指導・支援のため、スクールボランチ作戦事業の充実を図ってまいります。また、子どもたちをインターネット上におけるいじめ等から守るため、ネットパトロール事業を引き続き実施してまいります。
更に、いじめや不登校等で悩んでいる児童生徒を支援するため、さわやか相談員の配置や学生支援員の派遣を引き続き実施するとともに、児童生徒の抱える多様な問題を解決するために、社会福祉等の専門的な知識・経験を有するスクールソーシャルワーカーを配置し、きめ細かな相談体制の充実を図ってまいります。
五つ目は、「教職員の資質向上」でございます。
実践的な指導力のある教職員を育成するため、教職員の経験や今日的な課題に対応した研修を実施し、教職員の資質・能力の向上に努めていくとともに、若手・中堅教員の教育に対する識見を高め、資質・能力の向上を図ることを通して、学校運営の推進者となる人材の育成に取り組んでまいります。
六つ目は、「学習環境の整備・充実」でございます。
老朽化している小中学校施設につきましては、耐久性の向上や教育環境の改善を図るため、大規模改造工事やトイレ改修工事等、計画的な整備を推進してまいります。また、普通教室へのエアコン設置につきましては、小中学校への導入を計画的に進めてまいります。新年度におきましては、小学校への段階的な導入を進めてまいります。
南古谷小学校につきましては、教室不足を解消するため、校舎の増築工事を引き続き進めてまいります。
七つ目は、「学校給食の充実」でございます。
学校給食の質の向上と充実に努めるとともに、安全・安心でおいしい給食を提供してまいります。
新たな学校給食センターの建設につきましては、計画的に整備を進めてまいります。また、既存施設の整備に努めてまいります。

次に、方向性二の「活力ある地域を創る生涯学習の推進」について申し上げます。

一つ目の重点は、「家庭への支援」でございます。
平成二十六年度に制定いたしました放課後児童健全育成事業に関する基準条例に基づき、学童保育室の施設の整備、改修を計画的に進め、安全・安心な学童保育室の運営に努めてまいります。
二つ目は、「地域の教育力の向上」でございます。
子どもたちが、地域社会で健やかに育っていくため、学校・家庭・地域の連携・協働により、地域ぐるみの教育を推進し、子どもたちの学びを支援するとともに、家庭や地域の教育力を高める取組を推進してまいります。
三つ目は、「生涯学習を推進する基礎づくり」でございます。
市民の皆様の多様な学習要求に応えるため、「ウェスタ川越」内の市民活動・生涯学習施設において、各種講座を実施してまいります。また、市民の皆様の生涯学習活動を支援するため、市民と行政と関係機関が連携した事業の推進を図ってまいります。
四つ目は、「身近な学習施設の整備・運営」でございます。
仮称霞ケ関西公民館につきましては、新公民館建設に向けた取組を進めるとともに、仮称西公民館につきましても建設に向けた検討を進めてまいります。
また、霞ケ関北公民館につきましても移転に向けた事業の推進に努めてまいります。
既存の公民館につきましても施設の整備・充実に努めるとともに、公民館運営審議会からの提言を踏まえ、市民の皆様のニーズに対応した運営に努めてまいります。
五つ目は、「市立図書館の充実」でございます。
情報提供サービス機能の充実を図るため、デジタル化資料情報サービスの拡充をしてまいります。
また、図書館資料の充実を図るため、雑誌スポンサー制度の更なる拡充に努めてまいります。
六つ目は、「博物館の整備・充実」でございます。
蔵造り資料館につきまして、入館者の安全を確保するため、耐震補強工事を進めてまいります。

次に、方向性三の「歴史文化の継承と新しい市民文化の創造」について申し上げます。

一つ目の重点は、「文化財の保護」でございます。
貴重な歴史的財産である文化財を後世に残し、伝えていくために、文化財調査等を実施し、文化財指定等による保護を行ってまいります。
また、国指定史跡河越館跡など、市内に現存する文化財を保存、活用してまいります。
更に、本市の文化財の新たな活用方法として、日本遺産の認定を目指した取組を進めてまいります。
市指定有形文化財「時の鐘」につきましては、耐震補強工事を引き続き進めてまいります。
二つ目は、「文化芸術の振興」でございます。
昨年オープンしましたウェスタ川越大ホールを活用し、二音大クラシックコンサートや川越市総合文化祭を開催するなど、さまざまな団体や市民の皆様との連携・協働により、各種文化芸術事業を実施してまいります。
三つ目は、「美術館の充実」でございます。
市内にアトリエを構える現代彫刻家の特別展を開催してまいります。

次に、方向性四の「多文化共生と国際交流・協力の推進」について申し上げます。

重点は、「国際感覚に優れた市民の育成」でございます。
地域が一体となって国際化に取り組むため、市内大学等との連携により、日本語指導員養成講座を開催するなど、担い手となる市民の育成に努めるとともに、市民団体等と連携を取りながら、地域の国際化を推進してまいります。

次に、方向性五の「生涯スポーツの推進」について申し上げます。

一つ目の重点は、「スポーツ活動の推進」でございます。
身近な地域で誰もがスポーツ活動に親しむことができるよう、引き続き総合型地域スポーツクラブの設置及び育成について推進してまいります。
また、市民の皆様が気軽にスポーツに親しむ機会を確保できるよう、生涯スポーツフェスティバルや小江戸川越ハーフマラソン大会など、魅力あるスポーツ教室や大会等を実施してまいります。
二つ目は、「スポーツ環境基盤整備」でございます。
多様化する市民の皆様のニーズに対応したスポーツ指導者を育成するため、各スポーツ団体を支援してまいります。
また、スポーツ活動の場を確保するため、スポーツ施設の整備・充実に取り組んでまいります。
なお、生涯スポーツの推進につきましては、文化スポーツ部を中心に関連部署との連携を深め、進めてまいります。

以上が、平成二十八年度教育行政方針でございます。
施策の推進に当たり、議員各位並びに市民の皆様の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

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