川越市内には、蔵造りの町並みをはじめ歴史的・文化的価値を有する建築物が多く存在しています。しかしながら、施設の老朽化や再生・利活用に要する経費負担の問題等により、十分な利活用が図られていない建築物があります。これらの建築物について、官民が連携して課題の解決を図り、施設を再生・利活用する事業スキームの構築が求められています。

川越市では、いずれも明治後期に建設された歴史的・文化的価値を有する施設である「旧川越織物市場」及び「旧鶴川座」の再生と利活用の方策について、平成24年度に国土交通省の助成（先導的官民連携支援事業）を受け、官民連携による事業手法導入検討の調査を実施しました。今後は、この調査結果を踏まえながら事業化へ向けての検討を進める予定となっています。