平成29年度第4回川越市障害者施策審議会 会議資料1  第3回川越市障害者施策審議会に係る委員からの御意見について  意見番号、該当施策ナンバー、施策名、意見提出委員、御意見、御意見への対応の順に記載しています。  ※該当施策ナンバーは、現行計画書の番号と次期計画書(案)の番号を併記しています。カッコ内の番号が次期計画書での番号となります。  1  41 (32)  地域医療体制等の充実(新施策名:障害者医療に関する情報収集・情報提供)  大畠委員  医療についての施策的には進んでいるのではないか。障害者団体や施設の団体での課題を市が整理して医師会にフィードバックできる機会を設けているので、キャッチボールできる場まで発展していってほしい。   大畠委員  41番。障害者医療の充実が必要。障害者の社会参加を充実させるのは健康であることが大切。「障害者医療」という表記を検討してほしい。また施設・団体等との医療懇談会も施策の中に入れてもらいたい。  大平委員  地域医療体制は大切だが、それは川越市全体の課題なので、大きな総合計画等に盛り込むべき課題だと思う。焦点を絞って障害者医療の充実として、課題を明確にして項目立てをしてもらいたい。  関本副会長  地域包括ケアシステムでは認知症等の医療・介護の問題が大きくなっているが障害者医療は小さくなりがちである。そのため、この計画では障害者医療として出した方が良いと思う。より具体的な色々な事例や情報を多く医師会へ挙げてもらい、検討したい。そうすれば具体的な対応の話が出てくると思う。  【保健医療推進課】いただいた御意見を踏まえ、施策名については、施策の焦点を絞るため「地域医療」を「障害者医療」とした上で、施策の内容に即したものとするため「体制等の充実」を「情報収集・情報提供」としました。また、施策内容については、医療機関等へ提供する情報を収集する旨を追記しました。なお、情報収集方法については、「医療懇談会」を含め検討してまいります。  施策名:障害者医療に関する情報収集・情報提供 施策内容:障害がある人に必要な医療等が提供されるよう、障害者医療に関する具体的な事例等の情報収集に努め、医療機関等への情報の提供を図ります。また、身近な地域の医療機関に関する情報提供に努めます 指標:医療機関への情報提供(目標値:実施)、医療マップによる医療機関等に関する情報の提供(目標値:継続)  2  64 (69)、65 (70)、66 (71)  ・障害者教育講座の充実、・社会教育に関する講座・学級の充実、・図書館における障害者サービスの充実   大平委員  社会教育・文化活動の参加についてコントロールタワーがどこなのか、どういうふうにネットワーク化するのかが課題である。また障害に対する専門性をどう補えば良いか。民間と協力すれば専門性が持てるのではないか。   佐藤会長  舵取り役の障害福祉課が計画の中でつなげて、コントロールする中核として社協、公民館、職員と連携していけばよいと思う。紹介した民間の実績ある団体(彩の国福祉教育・ボランティア学習推進ネットワーク)とも連携すればなお良いと思う。   【障害者福祉課】頂いた御意見を踏まえ、障害福祉課が障害者支援計画の中で、プロジェクトチーム等を活用し、課題・問題に対してのコントロールタワーとして、各関係課及び社会福祉協議会と連携を図ってまいります。 【地域教育支援課】(施策64、次期計画では施策69) 研修会は「座学」と「体験研修」のセットでおこなっています。「体験研修」は市内公民館の障害者向けの講座に参加しておこないます。「座学」は障害のある方を理解し「体験研修」をより効果的にするためにおこなっています。 また、佐藤会長から御提言いただいた「彩の国福祉教育・ボランティア学習推進ネットワーク(あったかウェルねっと)」ですが、そちらに所属している団体に平成24年度と今年度に講師をお願いしております。参加者は、疑似体験によって新たな気づきがあり、とても有意義な研修だったとアンケートに回答しています。 来年度以降も「あったかウェルねっと」に御協力いただき、「座学」の中で疑似体験や障害に対する専門性を補うため年度ごとに違う障害を取り上げ、障害のある方を理解するための内容を充実させてまいります。 【中央公民館】(施策65、次期計画では施策70) 青年学級のボランティアに関しましては、障害者青年学級ボランティアグループより派遣していただいております。障害者青年学級ボランティアグループでは、高校生を除く18歳以上の方が対象となっております。また、本市にある大学にもボランティアを要請しているところではございます。彩の国福祉教育ボランティア学習推進ネットワークとの協力に関しましても、障害者青年学級ボランティアグループと協議しながら検討してまいりたいと考えます。  【中央図書館】(施策66、次期計画では施策71) 図書館の環境を様々な障害特性に対応できるよう整備するため、提言にある「彩の国福祉教育・ボランティア学習推進ネットワーク」などと協力し、研修を充実させていくことを検討して参ります。  3  68 (73)、69 (74)、70 (75)、71 (76)、72 (77)、73 (78)、74 (79)、75 (80)、76 (81)  ・公共職業安定所等との連携の推進、・障害者就職面接会の活用、・雇用啓発活動の強化、・雇用の場の創出、・市職員への障害のある人の雇用促進、・川越市障害者就労支援センターの充実、・障害者就業・生活支援センターの活用、・職場定着の促進、・障害者就労支援セミナー等の開催 大畠委員  68〜76番までが労働施策。コントロールタワーは就労支援センターなのか、自立支援協議会、雇用支援課のどこが担っているのかわからない。ここはもう少し検討した方が良いのではないか。施策の中心になるのがどこなのか分かりにくい。中心となる組織があれば良い。例えば施策68では、ハローワークや商工会議所等の連携が図られているか。雇用支援を進める連携会議を開く等の施策が図られないと、障害者雇用の底上げにつながらないのではないか。雇用の場の創出は重要だが担当課は就労支援センターだけでなく雇用支援課もこの施策には必要なのではないか。検討をお願いしたい。  【雇用支援課】68〜76番が労働施策でまとめられていますが、個々に異なる施策についての内容であり、それぞれに担当課が明記されていますので、それぞれの施策の関係課と連携して事業を進めます。また、雇用支援課は日頃よりハローワーク等と連携して事業を進めていますが、雇用全般を所管しているため、障害者雇用の底上げ等、障害者への雇用支援については、障害者福祉課を中心として施策の事業を進める中で連携したいと考えます。  【障害者福祉課】川越市障害者支援計画における障害者雇用施策に基づき、障害者福祉課を中心として各施策の関係課と連携し、地域自立支援協議会仕事・活動部会等の会議等でのハローワーク等の他機関との連携を踏まえつつ、障害者雇用に係る施策を推進します。  4  104(108)、106(110)  ・歩道等の整備、・路上放置物等の撤去・啓発・指導の推進   大平委員  104 歩道等の整備 この回答では、的外れな回答で答えになっていません。再回答を求めます。その理由、担当課が評価の対象にしているのは、その年度内に実施したほんの数百メートルの歩道の整備工事を終えただけで、それのみを対象に評価しています。これでは市民の視点とは程遠い一方的な評価にしかすぎません。又、基準に照らして十分満たしているように認識しておられるようですが、これも間違っていると思います。市内の歩道には、無数の歩行困難個所や危険個所が存在し、障害者や高齢者・子供たちを危険にさらしている現実を全く認識しようとしない硬直した行政姿勢です。見解をお聞かせください。 106 路上放置物等の撤去・啓発・指導の推進  歩道上には様々な占有物(電柱や道路標識等々)があり又、放置自転車や違法駐車の車、最近では少なくなったものの、商店の店頭商品等、無数に存在します。担当課では、「届け出て手續を図れ!」と上意下達の目線で解決を図ろうとしているようですが、果たしてこれでは無理ではないでしょうか。 市民の中には、多くの障害者も住んでいるということの認識不足はないでしょうか。見解をお聞かせください。 ★これらの施策104と106は、バリアフリーの街づくりを進めるという観点から、行政として統一させて業務方針なり実施計画を立てて、トータルビジョンに基づいて作業を進めたほうが効率的で、実施効果も上がるように思います。例えば、歩道に的を絞って見ても、市内の歩道には、国道の歩道・県道の歩道・市道の歩道とあり、さらに私の道も僅かに残っており、その道にランク付けがされている場所まであります。確かに担当課が言うように、「場所を指摘してほしい。」とありますが、障害を持っている人や高齢者・子供たちにとっては、市内には改善を要する危険個所は無数に存在します。その事例を逐一指摘するのは困難です。したがって、まず担当課が市内を総点検したうえで、数年に分けて実施するような改善計画を作成して実施するようにしてください。なお、それを始める前に、本審議会と情報交換ができる場を持つことをお願いします。 ★上記の二つの施策は、「国際都市・川越」のバリアフリーの街づくりを目指すうえで非常に重要な課題であるとともに解決には長期間を要する高度な課題です。   【道路環境整備課】104 歩道等の整備について(次期計画では施策108) ご意見のありました歩道等の整備の評価の件ですが、川越市総合計画実施計画に基づき、計画的に各年度の歩道整備を実施したことを評価しております。また、歩道等の整備につきましては、道路パトロールや市民の皆様からの要望を踏まえて、特に通学路や交通量の多い路線を優先に整備を進めておりますので、御理解御協力のほどよろしくお願い致します。  106 路上放置物等の撤去・啓発・指導の推進について(次期計画では施策110) 路上放置物等の撤去・啓発・指導の推進につきましては、道路パトロールや障害者をはじめとした市民の皆様の要望や報告を踏まえ、速やかな撤去及び定期的かつ継続的な啓発・指導を進めることにより、安心・安全に通行できる道路維持を進めてまいりますので、御理解御協力のほどよろしくお願いします。  【防犯・交通安全課】警察と連携し、駅周辺だけではなく市内全域の放置自転車の早期発見及び撤去に努めてまいります。